「えっ…!」交通事故の相手が「車検切れ」? まさかの「泣き寝入り」も!? もし“無保険”車と「事故った」らどうなるのか
もしも交通事故で相手のクルマが「車検切れ」「無保険」のクルマだった場合、損害は賠償されるのでしょうか。
事故の補償は「自賠責保険」と「任意保険」の2階建て構造になっている
もしあなたがクルマを運転中「もらい事故」にあい、その相手が車検切れだったらどうなるのでしょう。
あなたが被った損害は賠償されるのでしょうか。
もらい事故とは、事故を起こした相手にすべての過失があり、事故を受けた側には一切の過失がない状態のことを言います。
例えば赤信号で停止中、後続車が前方不注意で追突してきた場合などが挙げられます。
そんなもらい事故の相手が車検切れのクルマだった場合、ほとんどが「自賠責保険」も切れています。
自賠責保険は「強制保険」とも呼ばれており、すべてのクルマが加入することが義務付けられています。
原則、自賠責保険の有効期間は車検の有効期限に合わせていることから、「車検切れ」イコール「自賠責保険に入っていない状態」といえます(自賠責保険契約後に遅れて車検を通した場合などにズレが発生することもある)。
自賠責保険と任意保険の関係は2階建て構造になっています。
自賠責保険は、人身事故で他人を負傷ないしは死亡させた場合に補償するためのものです。ただし「物損事故」への補償はなく、その部分を任意保険でカバーするという構造になっています。
しかし事故の相手が「任意保険(自動車保険)」に加入していたとしても、自賠責保険が切れていた状態では任意保険は使えない点は注意が必要です。
ちなみにそのような任意保険に入っていない(もしくは無効な)クルマを「無保険車」と呼びます。
1 2
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。