斬新「ヴェルファイアセダン」が公道デビュー! 東京オートサロン2026で同時公開の「小さな“ワイスピスープラ”」や「縦目セダン」との3ショットも! NATSのレクサス「LS」カスタムカーが東京・千葉をテストラン!

2026年3月5日・6日、日本自動車大学校(NATS)成田校カスタマイズ科の深沢知義学科長が自身のXを更新し、「東京オートサロン2026」で初披露された卒業制作車両「ヴェルファイアセダン」が公道でテストランを行った様子を公開しました。投稿では、海ほたるや道の駅などを巡りながら実際の道路を走行する姿を公開しています。

ついに公道デビュー! 同時に披露したカスタムカーの姿も!

 2026年3月5日・6日に日本自動車大学校(NATS)成田校のカスタマイズ科を率いる深沢知義学科長が、自身のX(旧Twitter)を更新し、2026年1月の「東京オートサロン2026」で初披露した「ヴェルファイアセダン」が公道デビューしたことを発信しました。

 投稿では、テストランの道中で撮影された写真や実際の道路を走行する動画を公開しています。

 このヴェルファイアセダンは、2026年1月に幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催された東京オートサロン2026で初公開されたNATS成田校の卒業制作車両です。

 発想の出発点には、近年の自動車カテゴリーの変化があります。トヨタ「クラウン」がSUVやクロスオーバーなど多様なボディタイプへと展開しているように、既存のジャンルにとらわれないクルマづくりが広がるなか、「ならば逆にミニバンをセダンにしてみたらどうなるのか」という逆転のアイデアから、トヨタ「ヴェルファイア」をセダンに変貌させるプロジェクトが始まりました。

「ヴェルファイアセダン」がついに公道デビュー!実際の道路を走行する動画も公開(画像提供:日本自動車大学校(成田校)カスタマイズ科 深沢知義学科長)
「ヴェルファイアセダン」がついに公道デビュー!実際の道路を走行する動画も公開(画像提供:日本自動車大学校(成田校)カスタマイズ科 深沢知義学科長)

 車体の骨格にはFRレイアウトを採用するレクサス「LS460(4代目)」が用いられています。

 全長5060mm×全幅1875mm×全高1465mmという堂々としたボディサイズを持つ高級セダンのプラットフォームをベースに、ヴェルファイアの外装デザインを融合させるという大胆な構成です。

 各部は単なる外装移植ではなく鉄板加工によって一から作り直されており、フロントバンパーのカット加工やボンネットの新造、フェンダー形状の調整など、細部に至るまで多くの手作業が積み重ねられました。

 パーツを合わせれば別の部分にズレが生じるなど試行錯誤も多かったといいますが、そうした調整を繰り返した結果、ミニバンをベースにしたとは思えない自然なセダンのプロポーションが実現しています。

 内装もホワイトを基調とした上質な仕上がりとなっており、リアコンソールには昔の高級車のVIP感を意識した演出も盛り込まれています。イグニッションオンと連動して発光するギミックなども備え、ショーカーとしての華やかさも兼ね備えた一台です。

 そんなヴェルファイアセダンですが、2026年2月9日には車検を通過して正式にナンバーを取得したことが明らかになっていました。

 その後、2月19日には深沢学科長が「学校内のテストコースにてヴェルファイアセダンの試運転。公道走行前にチェックです」と投稿し、校内コースを走行する動画が公開されています。

 イベント会場で静止展示されていた車両が実際に走行する姿は大きな注目を集め、公道走行への期待が高まっていました。そして今回、いよいよ実際の道路を使ったテストランが実施されることになりました。

 3月5日の投稿では、「テストラン行ってきます!酒々井パーキングにて。午前中は袖ケ浦校に寄って海ほたるへ」とコメントが添えられ、サービスエリアの駐車場に並んだカスタムカーの写真が公開されています。

 そこにはヴェルファイアセダンのほか、同じく東京オートサロン2026に出展された卒業制作車両であるNATS「HA30グロリア」とNATS「C91スパイダー」の姿もありました。

 HA30グロリアは1970年代の日産「グロリア」をベースとしたカスタムカーで、縦目4灯ヘッドライトを持つ通称“タテグロ”のクラシックなスタイルを活かしながら、ローライダーカルチャーを取り入れたモデルです。

 学生たちは「紳士のローライダー」というコンセプトを掲げ、トランクを23cm延長する大胆な加工や、手描きのピンストライプによるカスタムペイントなどを施しました。

 半世紀以上前の旧車をベースにしながら、現代のカスタム文化と融合させた意欲的な作品となっています。

 もう一台のC91スパイダーは、ダイハツ「コペン ローブ」をベースに、人気映画「ワイルド・スピード」シリーズに登場するトヨタ「スープラ」をモチーフとして製作されたカスタムカーです。

 軽自動車という小さなボディながら、スープラのデザインを再現するためにフロントバンパーやフェンダーなどを加工し、「小さくても本物感のあるスープラ」をテーマに仕上げられました。

 映画の世界観を再現した内装やチューニングパーツなども盛り込まれ、来場者の注目を集めた一台です。

 同日には「ヴェルファイアセダン走行動画です。今日は天気良かった」として走行動画も公開されました。

 映像では、東京湾アクアラインを走るヴェルファイアセダンの姿が確認でき、低く構えたボディが海沿いの高速道路を滑るように進んでいきます。

 展示車両としての存在感だけでなく、実際に走るクルマとしても完成度の高い仕上がりであることがうかがえるシーンでした。

 翌6日には、「テストラン2日目スタートです。道の駅保田小学校に向けて出発します」という投稿も行われ、海沿いの景色を背景に3台のカスタムカーが並ぶ写真を公開。

 さらに同日「成田に向けて走行中です。成田山参道を通って51号線にて学校へ帰ります」との投稿では、再びヴェルファイアセダンが実際の道路を走行する動画が添えられています。

 NATSでは、東京オートサロンに出展した卒業制作車両がナンバーを取得し、製作に携わった学生たちが乗車して卒業旅行へ出かけるという恒例の行事があります。

 今回のテストランも、その準備の一環として行われた可能性が高く、今後も公道で走る機会があるとみられます。

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