トヨタ、新型アルファード/ヴェルファイアは顔の変更だけじゃない! 驚くほど多い改良点
国内最大級のミニバン、新型「アルファード」と新型「ヴェルファイア」は、予防安全やエンジン、ボディ等細部に改良が加えられ販売を開始しました。
パワーアップされたエンジンは小改良の範囲を超えている
トヨタのアルファードとヴェルファイアというミニバン兄弟車が、マイナーチェンジを受けて販売を開始しました。
アルファードとヴェルファイアが兄弟車といわれているのは、エンジンやボディといった基本構造は同じなのに、外観のデザインと販売店(アルファード:トヨペット店/ヴェルファイア:ネッツ店)が異なり、別の名前として販売しているからです。
アルファードとヴェルファイアは、国内で最も大きなミニバンです。家族7名~8名を乗せて旅行やドライブに行くことができ、”アルヴェル”と呼ばれて親しまれてきました。
そんなアルファードとヴェルファイアが小改良をされて誕生しました。今回は、それほど極端ではなく小改良に留めていますからマイナーチェンジと呼んでいます。
ですが、それでもハッと驚く改良点も少なくありません。そのひとつがエンジンです。
アルファードとヴェルファイアには、ガソリンエンジンと電気モーターを組み合わせて走るハイブリッド仕様と、ガソリンのみで走る仕様が準備されていますが、今回はそのひとつであるエンジン仕様が、よりパワーアップされました。
基本構造を変えてませんから、マイナーチェンジと呼ぶ範囲ですが、それでもパワーアップしたことは大きな改良です。
これまでも3.5リッターのV型6気筒という、堂々としたエンジンを搭載していました。それには違いがありませんが、中身を改良することで、これまで280馬力だった最大出力が301馬力に強化されたのです。
しかも、エンジンに組み合わされるギア(変速機)が、6段から8段にあらためられたのです。
クルマが自動で最適なギアを選ぶオートマチックシステムですが、6段から8段になったことで、加速感がより細かくなりました。
エンジンが力強くなり、ギアの数が増えたことで、スムースに速度を乗せて走ることが可能になったのです。