ホンダの“3代目”「和製スーパーカー」はいつ登場!? ついに究極の“静音”マシン化か? 待ち望まれる新型「NSX」はどうなるのか
パワートレインの共同開発をしながら「まったく異なる味付け」で誕生か!?
そんなスーパースポーツカーの開発には、通常の乗用車よりも壮大なコンセプトと予算、コスト、時間、技術力、人材、そして、これらを仕切るリーダーが必要。
特にコストについては、部品のコストを販売価格に転嫁する海外メーカーと違って、国産スポーツカーには暗黙のコスト上限があります。
NSXとGT-Rは、どちらもこだわりの内容で構成されてきましたので、他方が開発したクルマをOEMし合うことは考えられません。
しかし単独開発ではコストがかかりすぎてしまう主要パーツを共用する、というのはあり得ると思います。
たとえば、スポーツカー向けの高出力e-Axleを共同開発し、それを次期GT-Rは前後輪に使い、次期NSXは後輪のみに使うとすれば、クルマの「味付け」をまったく変えることができます。
こう考えると、次期NSXと次期GT-Rになんらかの共通部分が含まれることはあり得ない話ではないどころか、大いにあり得るのではないでしょうか。
※ ※ ※
ホンダと日産の主要開発事業所はどちらも関東圏内にありますし(日産は神奈川県、ホンダは栃木県)、走行試験場は、ホンダも日産も栃木県内。
また両社とも、北海道に広大なテストコースも完備しています(ホンダは鷹栖プルービンググラウンド、日産は陸別試験場)。
ひとまず乗り合わせしてみよう、なんていうエンジニア交流は容易に考えられます。
できることならば筆者(元日産の開発者、現・自動車ジャーナリストの吉川 賢一)もやりたかった……。
国産スポーツの火が消えないよう、両社を大いに応援したいと思います。
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