10年ぶり全面刷新! 日産「新型ムラーノ」世界初公開! 斬新すぎ「一文字ライト」&「超豪華インテリア」採用! 凄いエンジン搭載の「高級SUV」 先代からの進化点は?
日産は2024年10月16日、北米で新型「ムラーノ」を発表しました。現行型からどのような進化を遂げたのでしょうか。
10年ぶりのモデルチェンジで「最新日産デザイン」に大変化
日産は2024年10月16日、北米で新型「ムラーノ」を世界初公開しました。
通算4代目となった新型は、現行型からどのような進化を遂げたのでしょうか。現行モデルと比較します。
ムラーノは2002年12月に北米で登場したミディアムサイズSUVです。ムラーノの名称はイタリア・ベニス付近にあるムラーノ島が由来で、斬新で洗練されたエクステリアやプレミアムなインテリア、高い動力性能が特徴です。
当初は北米向けとして展開されましたが、2004年9月には日本発売を皮切りに、世界各国でも販売することとなりました。
現行型は2014年4月に登場した3代目で、この代より日本での販売はなくなり、海外専用モデルとして展開されています。
そして今回、約10年ぶりにフルモデルチェンジが実施され、4代目の新型が登場。2025年初頭にアメリカおよびカナダでの発売を予定しています。
新型では、内外装やパワートレインを刷新。先進運転支援システムやコネクテッド機能も大幅にその機能を高めています。
ボディサイズは、全長192.9インチ(4900mm)×全幅78インチ(1981mm)×全高67.9インチ(1725mm)、ホイールベース111.2インチ(2824mm)です。
現行型と比較し、全長はほぼ同一ですが、全幅は2.6インチ(約66mm)以上拡大されています。
エクステリアデザインは、フロントフェイスでは現行型が「Vモーション」グリルやブーメラン型のヘッドライトを採用しているのに対し、新型ではデザインテーマである「エネルギッシュ エレガンス」をベースに大幅に変更。
フロントでは日産最新の「デジタルVモーショングリル」を採用しつつも、日本での「ノート」や「セレナ」、および国外の「キックス」などと同様、グリルとデイライトを一体化させ、モダンですっきりとしたデザインにしています。
ヘッドライトはデジタルVモーショングリルよりも上に位置し、アッパーグリルとは一体化させ連続するような細長いデザインの3灯式を備えています。
ボディサイドでは、現行型が持つ、フロントヘッドライトからテールライトまで流れるような稜線のキャラクターラインやダイナミックな前後フェンダー形状は配され、シンプルな造形へと変化しました。
新型では、ヘッドライトからのキャラクターラインがリアドア中央で途切れるとともに、新たにリアフェンダーへ続く豊かな曲線を取り入れ、直線と曲線を融合させたものとなっています。
前後のフェンダーアーチも、大きな張り出しとするのではなくひかえめな主張とし、アクセントとして半円を描くプレスラインを施しています。
ルーフはピラー上部をブラックアウト化させて浮かんでいるような演出の「フローティングルーフ」が引き継がれましたが、メッキウインドウモールを太くし、さらに強調した表現となりました。
リア周りは大きく変わっています。現行型のブーメラン型ライトとは異なり、近年トレンドの一文字型のテールライトを採用。左右端が太くワイドな雰囲気を演出しているほか、縦フィンのような細かい点灯表示となっており、上品さを感じさせます。
そして内装では、ムラーノらしいモダンかつスポーティな仕立てですが、よりシンプルさを追求したものとなりました。
現行型では初代ムラーノから引き継がれた「ラグビーボール」シェイプの曲線的なインパネを備えていたのに対し、新型は水平基調の非常にミニマムなスタイリングにまとめています。
インパネにはムラーノの車名の由来になったムラーノ島の伝統工芸品である「ムラーノガラス」をモチーフにした意匠を取り入れ、光の加減で輝きが変化する美しい仕上がりです。
このほか、アンビエントライトを備え、ダブルステッチやブラウン/ベージュ系の濃淡のカラーをコーディネートし、シックな先代から大幅にアップデートされました。
メーターやインフォテイメントシステムは、12.3インチのディスプレイを2つつなげたものに集約され、エアコン操作パネルも物理ボタンを廃した静電容量式タッチボタンを採用。
クロスオーバーEV(電気自動車)「アリア」などと同様で、マットなグレーウッドの加飾パネルと一体させ、横方向への広がりを感じさせるものとなりました。なお、シフトレバーも今回、セレナなどのようなボタン式に改められています。
シートは前後席ともにキルティングを施した上質なセミアニリン素材を用いた贅沢な仕様で、前席はマッサージとシートクーラーを搭載。
後席も同様に、ドアサンシェードとシートヒーターを備えたほか、後席では日産初採用となる疲労軽減シート「ゼログラビティシート」を採用。膝周りスペースの拡大も合わせ、快適性も向上しています。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。