三菱が新型「アウトランダー」発表! 3年ぶりの“大刷新”で何か変わった!? 超“走行性能UP”&ゴージャス化? 見かけ以上に変わった「進化点」とは

三菱自動車工業(以下、三菱)は2024年10月9日、大幅な改良を施した新型「アウトランダーPHEV(プラグインハイブリッド)」を、10月31日より発売すると発表しました。ひと足先にサーキットで試した様子について紹介します。

従来型の比較からわかった新型「アウトランダーPHEV」の進化ポイントとは

 まずは、従来型のアウトランダーPHEVに乗ってコースインしてみます。

 SUVという割には軽快に動き出し、コーナーリングも俊敏にこなして行く従来型。ステアリングは軽く、クルマの向きも変えやすいところがポイントと言えるでしょう。

 ソフトに仕上げられたフロントのロールスピードの速さを利用して、一瞬で旋回姿勢に持ち込もうという仕上がりに思えました。

新型「アウトランダーPHEV」は内装の質感も大幅に向上しました
新型「アウトランダーPHEV」は内装の質感も大幅に向上しました

 結果的に乗り心地はマイルドですが、うねりが大きい路面では特にフロント側がバウンシングしてしまうところが少し気になりました。

 そして新型アウトランダーPHEVに乗り換えると、まずはコクピットで驚くばかり。

 メーター周りはシックなデザインに改められ、上質になったことを視覚的にも意識させてくれます。センターにある大きくなったナビ画面とのデザインの一体感も感じられました。

 またフロントシートにベンチレーション機能が加わったことも驚きです。

 試乗当日はまだまだ暑い時期で、そんな時に背中をクーリングしてくれるのは実にありがたかったです。

 ピットロード出口からフル加速を行うと、従来型より15km/h以上も速いスピードで1コーナーへとアプローチして行きます。

 あえて豪快なスタンディングスタートを新旧で行なってみたわけですが、そこで感じられたのは新型アウトランダーPHEVが持つ伸び感の良さでした。

 高い車速でも変わらずに加速が味わえること。これは高速道路の追い越し加速などで、ストレスなく前に出てくれることでしょう。

 1コーナーを超えて、当日の制限速度となっていた120km/hまで再び加速します。

 すると高周波ノイズが低減され、静粛性が高まっていることが感じられます。

 のちに聞けばこれは、エンジンルームにあるジェネレータカバーの効果なのだとか。色々と細かく進化していますね。

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