身長150cmまで安全に使えるモノはどれ? 「ジュニアシート」の正しい選び方&使い方は? 確実に「子どもを守る」方法をプロが解説!
最近、「ジュニアシート」という言葉を耳にする機会が増えました。同時にジュニアシートの身長基準が見直されることでも話題となっています。では、正しくジュニアシートを選ぶにはどうすれば良いのでしょうか。
チャイルドシートとジュニアシートの違いは? チャイルドシート指導員の資格を持つ筆者が解説!
先日、JAFがシートベルトの着用基準を140→150cmに見直すことが明らかになりました。
これはつまり言い換えると、身長150cm(12歳ころ)まではジュニアシートが必要ということになります。
ユーザーの中には「ジュニアシートって何?」「チャイルドシートとどう違うの?」「安全なジュニアシートの選び方は?」という疑問を持つ人もいるかもしれません。
まずジュニアシートとは、チャイルドシートの1種で「学童用チャイルドシート」とも呼ばれます。
幼児用チャイルドシートを卒業した4歳頃、身長100cm~105cmを超えるとジュニアシートに切り替えます。
ジュニアシートの使用開始身長を超えるまでは安全のためチャイルドシートを使ってください。
そして、ジュニアシートには身長125cm以上での使用が義務付けられる座面だけのブースターシートと、100-150cmで使える背もたれのついたハイバックタイプの2種があり、さらにそれぞれシートベルトで固定するタイプ、ISO-FIXで固定するタイプがあります。
ジュニアシートというと、座面だけのブースターシートを思い浮かべる人が多いと思います。
こちらは2017年2月以降国連安全基準(ECE R44/04)の改正により身長125cm以上(7~8歳)で使うことが義務付けられました。
日本で販売されてきた古いブースターシートやスマートキッドベルトなどのベルト調整タイプの中には3歳&15kg超えたら使えると記載してあると思いますが、安全のために125cmを超えてから使うようにしてください。
幼い子どもは姿勢が崩れやすく、シートベルトの位置がずれて頚椎脱臼骨折により脊髄を損傷したり、腰ベルトがおなかに掛かって内臓破裂などで死亡したりした例もあります。
では、チャイルドシートとジュニアシートの違いはどのようなものなのでしょうか。
日本ではチャイルドシートは乳児用(ベビーシート)、幼児用(チャイルドシート)、学童用(ジュニアシート)の3種類がありそれぞれ、年齢や月齢ではなく子どもの「体格」によって使用の切り替えを行います。
なお、乳児用は最低でも身長76cmを超えるまでは必ず後ろ向きで使用します。
乳児用・幼児用のチャイルドシートとの一番の違いは、着用の体格はもちろんですが、シートの固定方法にあります。
乳幼児用はチャイルドシート本体をクルマに固定したうえで、子どもをさらにチャイルドシート本体についているハーネスでしっかりと固定します。
一方ジュニアシートは、車両シートベルト1本でシート本体と子どもの体を固定します。
そのため小さな子供では姿勢が崩れやすく、姿勢が崩れたことでベルトの位置が不適切な場所に移動し、死亡重傷事故につながった例も多数あります。
最近ではシートベルトを使わないISO-FIXタイプのジュニアシートも増えておりジュニアシートを確実にクルマの座席に固定できるので各段に安全性が上がります。
妻は身長145cm。シニアシ-ト使わんといかんのか?
それより今回の事故で幼児2名が、腹部圧迫で亡くなったとあるが、極度の巻き取り過ぎたんじゃないのか?肩でも衝撃掛かれば、そこでロックするはず。
それよりフロントにはシートベルト出す位置が買えれる気候がほとんどの車についてるけど、後席は相変わらず高い位置からの取り出しだ。これも今回の死亡要因に関係してると思うけど。