16代目となる現行「クラウン」は、従来のセダンのほか、SUVの「クラウンクロスオーバー」「クラウンスポーツ」「クラウンエステート」という4つのタイプがラインナップされています。
　
　現行クラウンの第1弾として2022年9月に発売されたのが、セダンとSUVを融合させたクラウンクロスオーバーです。

　セダンの雰囲気を残しつつも車高を上げ、クーペSUVのようなプロポーションを実現したスタイリッシュなモデルですが、2024年4月に改良モデルを発表。

　2.5リッターハイブリッド上級グレードとして「Z」グレードが新設され、さらにグレードの整理がおこなわれました。

　また、ドアトリム・インパネ・センターコンソールボックスにソフトパッドを追加するなど内装の質感を向上したほか、ボディカラーに「マッシブグレイ」、インテリアカラーに「ブラック／サドルタン」を追加しています（グレード別）。

　そんなクラウンクロスオーバーですが、従来モデルから引き続き、カスタム仕様の「GRパーツ」がラインナップされました。

　GRパーツでは、「最新の空力技術を駆使した機能美」を表現し、空力とデザインを高次元で融合させた、上質かつ落ち着き感のあるスポーティなスタイルが特徴です。

　低さを強調する「GRフロントスポイラー」のほか、「GRサイドスカート」「GRリヤバンパースポイラー」「GRリヤトランクスポイラー」の4つのパーツがセットとなった「GRエアロパーツセット」をラインナップ。

　低重心で迫力のあるスタイリングを演出するだけでなく、空力性能も考慮した形状とすることで、走行安定性の向上も実現しました。

　そのほかにも、上質かつスポーティな「GR21インチ鋳造アルミホイール&タイヤセット」や、乗り心地と操縦安定性の向上を高次元で両立する「GRパフォーマンスダンパー」なども設定されます。

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　クラウンクロスオーバーの一部改良では、内外装をタフなイメージに仕立てた特別仕様車「RSランドスケープ」が設定されました。

　外観は、通常モデルにはない「ブラック×アーバンカーキ」を用意し、片側20mmの車幅アップを実現する専用オーバーフェンダーモールを装着。「GORI GORI BLACK塗装」を施した、本格四輪駆動車のような、無骨で存在感のあるモデルに仕上げています。

　また、ウインドウモールやドアハンドル、トヨタエンブレム、HEVエンブレムなどがブラックアウトされ、精悍さを強調します。

　加えて、専用デザインの18インチアルミホイールにオールテレインタイヤを組み合わせ、全高を25mmアップさせた専用サスペンションを装着。最低地上高も145mmから172mmになり、悪路での走破性能を高めました。

　内装は、専用色「ブラックラスター」が設定され、インパネには“LANDSCAPE”のレーザー刻印が施されたほか、標準モデルには設定されていない60：40可倒分割式のリアシートを採用。サーフボードなどの長尺物の積載にも対応しました。