ダイハツ「2人乗りオープン」“斬新クロスオーバー仕様”なぜ生産終了? 小さなスポーツカー「コペン XPLAY」に何があった!?
4タイプをラインナップするダイハツ「コペン」ですが、このうち「XPLAY(エクスプレイ)」の生産が終了することが発表されました。何があったのでしょうか。
「コペン エクスプレイ」のみ終了! なぜ?
ダイハツの軽2シーターオープンスポーツカー「コペン X PLAY(エクスプレイ)」が2024年10月下旬に生産終了されることが発表されました。
ダイハツの公式ホームページには、販売会社の在庫がなくなり次第、販売終了を予定していることや、販売会社に在庫が残っている場合でも、ボディカラーやグレード、オプションの希望に対応できない場合があるため、詳細は販売会社に問い合わせるよう記載されています。
2002年に登場した初代コペンは、取り回ししやすいボディサイズに親しみやすい丸目のヘッドライト、軽自動車として初となる電動ハードトップのオープンスタイルを採用したことで人気となりました。
現行モデルとなる2代目は2014年にデビュー。パワートレインは、660cc直列3気筒DOHCターボエンジンを搭載。組み合わされるトランスミッションはCVTまたは5速MTで、駆動方式はFFです。
そんな現行コペンでもっとも特徴的なのが、「Robe(ローブ)」「XPLAY(エクスプレイ)」「Cero(セロ)」という、世界観が異なる3タイプをラインナップしたことでしょう。
また、スチール製シャシに樹脂製外板パーツを取り付ける構造のボディで、「ドレスフォーメーション」と呼ばれる“着せ替え”が可能なことも話題となりました。
さらに、2019年にはTOYOTA GAZOO Racingと共同開発された「GRスポーツ」も追加。同車はダイハツとトヨタのどちらの販売店でも購入することができるなど、メーカーの垣根を超えた展開もおこなわれています。
今回生産終了が発表されたエクスプレイは、「タフ&アグレッシブ」をコンセプトとした、クロスオーバー風の要素を加えたユニークなモデル。角張ったボディや専用の前後バンパー、フェンダー、ボンネットが特徴的です。
このエクスプレイが終了する理由についてダイハツ広報部に問い合わせたところ、「グレード整理のため」との回答でした。
4つのコペンのうち、もっとも人気があるのは丸目ヘッドライトで初代の雰囲気を踏襲したセロ、次いでGRスポーツ、ローブ、エクスプレイの順となっており、エクスプレイはある意味“激レアモデル”だといえます。
ちなみに、コペン全体で、トランスミッションはCVTを選択する人が約7割と多く、MTは3割だといいます。
なお、今回はエクスプレイのみが終了となり、ほかの3つのコペンは継続販売されます。
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