BEVトラック向けコネクテッドサービスをいすゞが北米で始動! 「稼働サポート」と「充電マネジメント」でEV普及を加速へ
いすゞは2024年7月31日、海外市場で初めてとなるバッテリーEV(BEV)向けコネクテッドサービスの展開を北米で開始すると発表しました。
小型BEVトラック北米投入を機に各国市場にも順次展開
いすゞは2024年7月31日、同社として海外市場で初めてとなるバッテリーEV(BEV)向けコネクテッドサービスの展開を北米で開始すると発表しました。
このサービスは、いすゞなどが運用する商用車情報基盤「GATEX(ゲーテックス)」を利用し、BEVを安心して使用できる「稼働サポート」および効率的な運用を支援する「充電マネジメント機能」を、運送事業者に対して提供するものです。各国市場にも順次展開する予定です。
いすゞは、2024年4月に発表した中期経営計画「ISUZU Transformation – Growth to 2030」において「コネクテッドサービス」を新事業の起点の一つと位置づけています。2024年8月には、小型BEVトラック「Nシリーズ EV」を北米市場へ投入。それに伴いサービスの提供を開始するとのことです。
「稼働サポート」では、運送事業者が自社オフィスで、バッテリーの劣化状態(SOH)や充電残量(SOC)、残走行可能距離、安全装置の作動履歴などの情報を確認できるようになるそうです。
また、より省電費な運転につながるアドバイスを行う「省電費運転レポート」が作成可能になるほか、車両故障時には、故障の内容や位置情報が運送事業者やいすゞサービス工場に通知され、スムーズな対応が可能になるとしています。
さらに、定期点検の時期や内容を運送事業者に知らせる通知機能もあり、車両管理をサポートするそうです。
「充電マネジメント機能」では、運送事業者があらかじめ定めた充電計画に沿って、遠隔で各車両の充電制御を行い、施設の電力デマンドピークの上昇に伴う課題を回避するとしています。
いすゞは「世界中の顧客が安心してBEVトラックを使用できるように稼働をサポートし、『GATEX』を通じて各市場で求められるコネクテッドサービスを提供することで、カーボンニュートラル社会の実現に貢献していく」としています。
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