ボディカラーに「ベージュ」採用するクルマが増加中! 「アースカラー」ブームの現状は?

クルマのボディカラーとして「アースカラー」が設定されることが増えています。なかでも「ベージュ系」のカラーを採用するクルアが続々と登場しているようです。

いま「ベージュのクルマ」がキテる!

 クルマのデザインは時代に応じて流行り廃りがあるのはもちろんですが、流行り廃りがあると言えばクルマのボディカラーも同様でしょう。
 
 日本では、ボディカラーの定番カラーである「ホワイト・ブラック・シルバー」の人気はあまり変わっておらず、安定して選ばれるカラーとなっていますが、それ以外のカラーについては確実に流行があります。

ベージュ系「サンド」を身にまとったトヨタ新型「ランドクルーザー250」
ベージュ系「サンド」を身にまとったトヨタ新型「ランドクルーザー250」

 1980年に「赤いファミリア」という愛称で一世を風靡したマツダ「ファミリア」(5代目)が人気を集めた際は、赤系のボディカラーの車両が流行し、近年ではルーフの色を変えた2トーンカラーも根強い人気を誇っています。

 そして最近増えてきたのが「アースカラー」と呼ばれるもので、特にベージュ系のカラーを採用した車両が目立つようになってきました。

 過去にもベージュ系のボディカラーを採用した車種は存在しており、1970年代のトヨタ「カローラ」などには「サンレモベージ」と名付けられた色が設定されていました。

 しかし、当時の若いユーザーからは「モモヒキ色」などと揶揄されることも少なくなく、決して幅広い層に受け入れられるものではなかったのです。

 ところが近年のアウトドアブームによって、中古車のカスタマイズ手法のひとつとしてアースカラーのオールペイントを実施し、バンパーなどをブラックアウトしてオフロードタイヤを装着するようなワイルドなスタイリングが流行。

 その波はついにメーカーが発売する新車にも到達し、2024年1月に一部改良を実施したハイエースには、ベージュとアーバンカーキの2色のボディカラーとブラックアウトされた前後バンパーやグリルを純正で備える仕様として「アースカラーパッケージ」が追加されました。

 またマツダは「ジルコンサンドメタリック」というカラーを2021年にリリースして「CX-5」に初めて設定以来、その後は他車種にも横展開をしています。

 このボディカラーについてマツダは次のように説明します。

「ジルコンサンドメタリックは、ユーザーのライフスタイルを表現するアースカラーとしてアクティブ志向のCX-5に初めて設定しました。

 翌年には『ロードスター』にカフェレーサー風のオンロードスポーツの世界観を表現する色として展開して、レトロモダンの世界観を訴求するスポーティさを表現しています。

 その後は、CX-5、『CX-30』、『マツダ3』の特別仕様車『レトロスポーツエディション』にも設定するなど、当初の狙いだけでなく、マツダとして新しいスポーツ表現が可能なカラーとしてさまざまな車種に展開しました」

 また日産は、「キャラバン」の「50周年記念車」や「マイルーム ローンチエディション」、「セレナ」などにベージュカラーを採用しています。

 ベージュカラーの反響について販売店に話を聞いてみました。

「キャラバンのベージュカラーは通常モデルにはラインナップにないということもありますが、やはりアウトドアレジャーを楽しまれているお客様が選ばれています。

 セレナのベージュカラーは先代にも『カシミヤグレージュ』というものがあったのですが途中で廃止されました。

 先代セレナのベージュカラーは年配のお客様に選ばれることが多かった印象ですが、新型の『利休(リキュウ)』については若いお客さまが選ばれることも増えています」

※ ※ ※

 時代の流れと共に、ベージュやアースカラーを選ぶユーザー層も確実に変化しているようです。

 ただし、アースカラーが人気となってからはすでに数年が経過していることもあり、このブームがいつまで続くのかは気になるところ。

 数年後には別の系統のボディカラーが流行っている可能性もあるかもしれません。

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Writer: 小鮒康一

1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後になりゆきでフリーランスライターに転向という異色の経歴の持ち主。中古車販売店に勤務していた経験も活かし、国産旧車を中心にマニアックな視点での記事を得意とする。現行車へのチェックも欠かさず活動中。

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