トヨタ新型「最速ハッチバック」登場! 爆速「300馬力超え」×「8速AT」搭載の「“エボ”モデル」! 新型「GRヤリス」は何が変わった?
エンジン性能も大幅に向上! 内外装もモータースポーツの知見を反映!
ボディサイズに変更はありませんが、外観デザインについて、例えばフロントグリル下部のバンパー開口部形状などが変更されるなど細部の違いも見られ、こういった点も進化を遂げています。
ロアグリルには、薄型・軽量化と強度を両立するスチールメッシュを、バンパーロアサイドには分割構造を新たに採用しました。
TGRによると、モータースポーツ参戦時に石などの飛来物による損傷があった際の復元・交換作業を容易にし、修復費用低減にも繋げるものだといいます。
このほか開口部に関しては空気抵抗の低減や冷却性、排熱性向上など、こちらもモータースポーツからのノウハウが反映されています。
リアまわりでは、一文字に繋がる一体感のあるテールランプにデザインを変更。
上下リアランプ類を集約し、ハイマウントストップランプとリアスポイラー本体を分けることで、スポイラーのカスタマイズ性を拡張しました。
こちらも、モータースポーツ参戦中の損傷回避と視認性を考慮したものだといいます。
内装では、インパネまわりの刷新に加え、従来のアナログメーターパネルに代わり、12.3インチフルカラーTFTメーターを新採用しました。
スポーツ走行に必要な視認性と車両情報に注力し、プロドライバーの意見を取り入れながら開発されたものです。
性能面では、モータースポーツでの戦闘力向上を目指し、G16E-GTS型エンジンの性能が、2020年当初の最高出力272ps(200kW)に対し304ps(224kW)に、最大トルク370Nm(37.7kgf-m)から400Nm(40.8kgf-m)へと、それぞれ大幅進化しています。
高出力化に対応し、冷却性能を高める「クーリングパッケージ」も新設定されました。
さらに、従来の4WDモードセレクトに加え、スポーツ、ノーマル、エコと選べる「ドライブモードセレクト」を標準装備。
GPSによる位置判定を行い、サーキットなどの利用可能エリアに入るとアンチラグ制御、スピードリミッター上限速度の引き上げなど、新型GRヤリスのポテンシャルを引き出す「サーキットモード」も設定されます。
シャシとボディも進化しました。
スポット溶接打点は約13%増加し、構造用接着剤も塗布部位を約24%拡大させ、ボディ剛性を向上。
また、ボディとショックアブソーバーを締結するボルトと1本から3本に変更し、ステアリングの応答性を高め、これらの効果により操縦安定性と乗り心地を向上させています。
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進化型の新型GRヤリスの販売価格(消費税込み)は、「RZ」(6MT/GR-DAT)448万円/483万円、「RZ“High-performance”」が498万円/533万円などとなっています。
なお前述の通り、従来設定されていた1.5リッターFF・CVTモデルのRSグレードは、GR-DATモデル追加にともない、ラインナップから廃止されました。
また今回の改良にあわせ、新型GRヤリスをベースに、TGR World Rally Team所属選手が監修した特別仕様車「GRヤリス RZ“High performance・Sebastien Ogier Edition(オジエ エディション)」と「GRヤリス RZ“High performance・Kalle Rovanpera Edition(ロバンペラ エディション)」の抽選申込受付をそれぞれ100台の台数限定で開始しました。
受付は全国のGR Garage店頭でおこなわれ、オジエ エディション、ロバンペラ エディションともに販売価格は845万円です。
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