ホンダ「流麗“スポーティ”セダン」発表! 超カッコよくなっただけじゃない! 新型「アコード」先代から大きく進化したポイントは
2024年3月8日、ホンダは11代目となる新型スポーティセダン「アコード」を発売しました。先代アコードと比べ、どのような点が進化したのでしょうか。
「ロー&ワイド」なフォルムがもっと「伸びやか」に
ホンダは2024年3月8日、新型「アコード」を発売しました。
11代目となった新型はフルモデルチェンジでどう進化を遂げたのか、先代アコードと比較します。
FF(前輪駆動)コンパクトカーの先駆けとして1972年に登場し、世界的に支持を集めた「シビック」に続き、1976年に上位モデルとして誕生したのがアコードです。
車名の「ACCORD(アコード)」は英語で「調和」「一致」を指し、「人と時代に調和したクルマ」という開発思想を表しているといいます。
まず3ドアハッチバックがデビューし、翌年の1977年には4ドアセダンが登場しました。
シビック同様、初代から北米をはじめ世界各国への輸出が行われ、早々にホンダを代表するグローバルモデルへと発展しています。
歴代モデルでは、2ドアクーペやステーションワゴンモデルなどもラインナップされていましたが、2017年登場(国内発売は2020年2月)の10代目からは4ドアセダンのみの設定となっています。
今回発表された新型は11代目。ボディサイズは全長4975mm×全幅1860mm×全高1450mm、ホイールベース2830mmで、国内ホンダ車でも最大級の大きさです。
先代(10代目)と比べると全幅、全高、ホイールベースは同じですが、全長が75mm、リアのトレッド(左右車軸間の距離)が10mmそれぞれ延長されています。
もともと10代目も、堂々としたサイズを生かし、ロングノーズや存在感のあるタイヤハウス(フェンダーまわり)、クーペ風のスマートなフォルムなどを組み合わせ、「ロー&ワイド」なフォルムを特徴としていましたが、新型ではそれがさらに強調されました。
ホンダでは「伸びやかさと品格がより感じられる流麗な美しさを目指した」と説明しています。
先代がもっていた水平基調のベルトラインは継承しつつ、新型ではディテールを洗練させ磨き込むとともに、前後の形状をシャープに仕上げたことで、精悍さも増しています。
なお設定されるボディカラー数は先代も新型も全5色で変わりませんが、プラチナホワイトパールとクリスタルブラックパール以外のグレー、レッド、ブルーの各色は新たな色合いに変更されています。
パワートレインは、先代が登場した際に2リッター直噴ガソリンエンジンと、高出力モーターを採用した2モーター内蔵電気式CVTを組み合わせたハイブリッドシステム「e:HEV(イーエイチイーブイ)」を新採用しています。
EVモード、ハイブリッドモード、エンジンモードと3つのドライブモードを持ち、モーターとエンジンの長所を使い分けた独自のシステムとなっています。
先代アコードの走行用モーターは最高出力135kW(184ps)/最大トルク315Nmを発生していましたが、新型アコードではモーターを新設計し、最大トルクを335Nmに拡大し、走りの力強さを高めました。
一方でカタログ燃費も先代の22.8km/Lに対し、新型では23.8km/L(ともにWLTCモード燃費)と数値を向上しています。
なお走りのテイストを変えられるドライブモードは、先代の3つ(ノーマル/スポーツ/コンフォート)に加え、新型では個人設定可能な「インディビジュアル」と、低燃費走行可能な「ECON」を追加した5つのモードになりました。
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