とにかくカッコいい! トヨタ「ワイルドSUV」が一躍人気車に! 一度は姿を消した「RAV4」が再注目されるワケ
トヨタのSUV「RAV4」は、オフロード感があるデザインが人気です。同車にはどのような魅力があるのでしょうか。
国内導入されなかった先代から一転、現行「RAV4」が再浮上!
トヨタのSUVラインナップで人気の「RAV4」は、プラットフォームやパワートレインなどを高級SUV「ハリアー」と共有しており、いわゆる兄弟車のような関係となっています。
スタイリッシュでラグジュアリーなハリアーは、デビュー当初から高い注目度と人気を誇ったのに対し、RAV4はオフロード感のあるワイルドなデザインがジワジワと支持を獲得。今では人気SUVとなっています。
RAV4にはどのような魅力があるのでしょうか。
現在のRAV4は、サイズ感やパワートレインなどからミドルクラスに属するSUVになっていますが、もとは1990年代当時の「カローラ」や「セリカ」のパーツを流用し2リッターエンジンを搭載した3ドアモデルで1994年にデビュー。
ベベルギア式のセンターデフを搭載した本格派4WDを採用しながらも、エクステリアは、全体に丸みを帯びた威圧感のないスタイリングでした。
その後2000年に2代目、2005年には3代目へとフルモデルチェンジしましたが、初代のファニーなエクステリアからごく一般的なクロスオーバーSUVらしいデザインとなり、クルマ自体の出来は良いものの、初代ほどのヒットには恵まれませんでした。
商業的に伸び悩んだことから、2013年に登場した4代目は日本市場には導入されず。その代わりに、コンポーネンツを共有するラグジュアリーSUVとしてハリアーが投入され、大ヒットモデルとなりました。
そして、現行型となる5代目RAV4が2018年に登場。これを機に再注目され、現在の人気ぶりに繋がっています。
この人気の要因は、昨今のSUVのトレンドが、ラグジュアリーな都市型からアウトドアでも使えるタフな本格派へと移ったことなどが挙げられるでしょう。
なかでもエクステリアに対する評価が最近高まっているようで、ユーザーからは「とにかくカッコいい」「ちょっと無骨な角張ったデザインが新鮮」「フロントフェイスが力強い」といった賛美の声が多く、多少の不満があっても「カッコいいから、結果的に満足度は高い」という評価につながっているようです。
もうひとつの魅力は「積載性」の良さです。全長4600mm×全幅1855mm×全高1685mmという立派なボディサイズの割には後部座席が狭い印象を持たれることがあるのですが、荷室は広く、後部座席を畳まなくても580リットルのスペースを確保しており、実用性の高さは折り紙つき。
さらに最低地上高は200mmという十分なクリアランスを確保しているのも見逃せないポイント。いざというときは本格的なオフロード走行も可能としており、アウトドアがブームとなっている昨今は、より魅力的に感じる人も多いでしょう。
その一方で、2リッターガソリンエンジンのパワー不足が指摘されることも。ただし、これは2.5リッター+モーターのハイブリッドモデルと比べてという部分であり、「北米仕様のガソリンモデルは2.5リッターなのに日本仕様は2リッターでちょっと不満」や「加速時にもう少しパワーが欲しい」といった声があるようです。
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そんなRAV4ですが、実はフロントフェイスのデザインが2つ用意されています。
なかでもオフロード色を強めたグレードである「アドベンチャー」は、大きな六角形のグリルが特徴的。
当初はガソリンモデルのみのワイルドなグレードだったのですが、2021年12月の一部改良でハイブリッドモデルが追加されました。
さらにこのタイミングで、プラグインハイブリッドシステムを搭載したRAV4の最上級モデル「Z」も設定。複数のパワートレインが選べるなど、豊富なラインナップもRAV4の魅力だといえるでしょう。
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