600万円超! スバルの新型「スポーツセダン」に購入希望殺到!? STIチューンの特別な「WRX S4」何がスゴい?

スバル「WRX S4」の特別仕様車が抽選販売され、限定500台に対して3.8倍の応募があったことがわかりました。一体どのようなモデルなのでしょうか。

前後異形の特別なホイールを市販車初採用!

 スバルのスポーツセダン「WRX S4」の特別仕様車「WRX S4 STIスポーツ#(シャープ)」が限定販売されました。
 
 2024年1月に開催された「東京オートサロン2024」で初公開されたこのWRX S4 STIスポーツ#は、現行WRX S4初のコンプリートカーとして設定されたもの。
 
 最上級グレードの「STIスポーツ R EX」をベースに、STIパフォーマンスパーツをはじめとする特別装備の採用や専用チューニングを施すことで、操縦安定性の向上と上質な乗り味を実現しました。

スゴいホイールが装着された「WRX S4 STIスポーツ#」
スゴいホイールが装着された「WRX S4 STIスポーツ#」

 走りの質を変える機能を持つSTIパフォーマンスパーツですが、「フレキシブルタワーバー」と「フレキシブルリアドロースティフナー」が搭載されており、いずれも操舵の応答を良くして、運転が上手くなったかのように感じられる効果があるといいます。

 そのうえで、今回新たに「STIフレキシブルパフォーマンスホイール」が開発され、市販モデルに初めて採用されました。

 フロント用とリア用ホイールをそれぞれ専用品とし、前後ホイールでリム形状を少し変更することで、タイヤのたわませ方をコントロールするというもの。

 これにより、微小舵応答の遅れが少なくなり、手応えがきちんと伝わる操舵感が得られ、車速を問わずハンドルを切った瞬間からドライバーの意図したようにクルマが動くことが実感できるといいます。

 そんな走りを極めたWRX S4 STIスポーツ#は500台が抽選販売されました。スバルによると、応募総数はのべ1902件と、3.8倍という競争率になったとのこと。

 応募者が選択したボディカラーは、「オフショアブルー・メタリック」が57%、次いで「セラミックホワイト」が17%、「WRブルー・パール」が14%、「クリスタルブラック・シリカ」が11%となりました。

 一番の人気色となったオフショアブルー・メタリックは、2022年12月に発表されたスバルのクロスオーバーSUV「クロストレック」から採用された新たなボディカラーです。

 2023年1月に発売されると同時に即完売となった「レヴォーグ」の特別仕様車「STIスポーツ#」にも設定され、同車でも購入者の6割が選択した人気色がWRX S4に初めて採用されました。

 オフショアブルー・メタリックはその名の通りメタリックが入っており、光の当たり具合で見え方が変わるカラーです。シャープでスポーティなスタイリングのWRX S4をより引き立てる効果もあるようで、この新たなボディカラーは今後のスバル車の定番色になるのかもしれません。

※ ※ ※

 WRX S4 STIスポーツ#の外観は、全体を黒でコーディネートしてスポーティさと上質さを表現しました。フロントグリルやドアミラー、シャークフィンアンテナなど、各種ブラックパーツで特別感を演出しています。

 内装は、ウルトラスエードを使用したレカロシートやルーフトリムをブラックで統一。各所にシルバーステッチを施し、上質な空間を実現しました。

 さらに、スペアタイヤ収納部とトランクスペースに制振材を追加し、静粛性を向上。上質なセダンというWRX S4の魅力をさらに磨き上げています。

 価格(消費税込)は623万7000円です。

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