トヨタの「“4人乗り”FRスポーツカー」!? 全長4.1mのコンパクトボディでMTあり! エアロフル装備の「S-FR R」に今でも熱視線集まる

2024年1月にも開催された過去の東京オートサロンではさまざまなカスタムカーやコンセプトカーが登場しました。なかでも2016年の東京オートサロンに登場した「S-FR レーシングコンセプト」について、今でもユーザーから熱視線の声が集まっています。

「S-FR レーシング」に今でも熱視線

 モーターショーなど、世界各国で開催される自動車イベントでは、さまざまなコンセプトカーやカスタムカーが登場しています。

 なかでも2016年の「東京オートサロン」に登場した「S-FR レーシングコンセプト」について、今でもユーザーからさまざまなコメントが寄せられています。

斬新怒り顔! トヨタ「S-FR レーシングコンセプト」
斬新怒り顔! トヨタ「S-FR レーシングコンセプト」

 S-FR レーシングコンセプトは、トヨタのライトウェイトスポーツの系譜を継承する小型スポーツカーのコンセプトカー「S-FR」をベースにしたカスタムモデルです。

「150万円で買えるFRスポーツ」という発想のもとに開発され、ドライバーの意図に忠実にクルマが反応し、走る楽しさを追求したモデルとして「東京モーターショー2015」で世界初公開されました。

 S-FRのボディサイズは、全長3990mm×全幅1695mm×全高1320mmと、全長4m弱のコンパクトボディが特徴ですが、4人が乗車可能です。

 外観は、スポーツカーらしいワイドスタンスかつロングノーズとしながらも、丸目ヘッドライトや角が取れて丸みを帯びたグリルを採用するなど、親しみやすいスタイリングとしました。

 内装は、ブラックを基調にイエローのステッチやアクセントカラーを配置。シンプルさと走りを予感させるデザインとなっています。

 エンジンはフロントミッドシップに搭載され、FR(後輪駆動)レイアウトを採用。

 エンジンスペックについては公表されていないものの、最適な重量配分と独立懸架のサスペンションによって優れたコーナリング性能を実現したとされ、5ナンバーサイズの軽量ボディを6速MTで意のままに操ることができるようです。

 そんなS-FRをレース仕様にカスタマイズしたS-FR レーシングコンセプトは、大きく張り出したオーバーフェンダーや大胆なエアアウトレットを備えたエンジンフードに加え、フロントアンダースポイラーやカナード、リアスポイラーなどカーボン製のエアロパーツを装着。サーキットで高いパフォーマンスを発揮するデザインを追求しました。

 ボディサイズは全長4100mm×全幅1735mm×全高1270mmと、ベースのS-FRより全長を110mm延長、全幅を40mm拡大した3ナンバーサイズへとひと回り大きくなった一方で、全高は50mmダウン。

 より低くすることでワイド&ローの低重心スタイルを実現しています。

※ ※ ※

 モーターショーに参考出品された標準のS-FRに加え、カスタム仕様のS-FR レーシングコンセプトも登場し、「いよいよ発売間近か?」ともいわれていたのですが、その後も市販化には至っていません。

 ユーザーからは「懐かしいなあ。発表されたときは興奮した思い出」「これまじで欲しかった」「これが出てたらなあ」と懐かしむ声や羨む声が見られます。

 また「このまんまで200万以下であればすぐにでも欲しい」「出ないのかなあ」と現在でも熱望する声も寄せられているなど、今でもユーザーからの熱視線が集まる1台のようです。

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