マツダ新型「ロードスター」登場! MT比率は驚異の7割超!? 9年目の大改良で全くの“別モノ”に進化!
マツダ「ロードスター/ロードスターRF」が一部改良を実施しました。現行モデル初の大幅改良となり、受注も順調だといいます。一体何が変わったのでしょうか。
すでに3000台以上を受注!
マツダは、「ロードスター」(ソフトトップ)、「ロードスターRF」(ハードトップ)の改良モデルを2024年1月中旬に発売しました。
今回の新型ロードスターが大幅に商品改良した最大の理由は、「サイバーセキュリティ法」に対応するため。
従来型ロードスターのエレキプラットフォームは10年前の開発当時のものを使っていてサイバーセキュリティ法に適応させることができず、新型では「CX-60」のエレキプラットフォームを移植しています。
ただ、そうするとこれまでのランプ類やディスプレイなどが使えなくなってしまうので、同時に刷新。前後ランプはLED化するとともに、ディスプレイは8.8インチに拡大したほか、マツダコネクトは新しいバージョンのものを実装し、コネクティビティも搭載することが可能になりました。
加えて、MRCC(マツダレーダークルーズコントロール)を初搭載。設定した速度での定速走行や、車間距離を一定に保って走行する運転支援機能のほか、スマート・ブレーキ・サポート(後退時検知機能・SBS-RC)も搭載され、安全性が向上しています。
新型ロードスターはダイナミクス性能も進化。新開発の「アシンメトリックLSD」によって旋回挙動を安定し、街中では軽やかに、ワインディングでは安心感のある走行を実現しました。
加えて、サーキット走行のビギナーによる事故を可能な限り回避させること目的とし、ダイナミック・スタビリティ・コントロール(DSC)の新制御モードとして、MT車に「DSC TRACK」を追加。素早いスピン挙動が起きた時、クラッシュやコースアウトを防ぐためにブレーキ制御をかけます。
パワートレインでは、1.5リッターエンジンの出力アップを実施。国内のハイオクガソリンに合わせたセッティングとすることで、出力が3kW向上しました。
また、ステアリングシステムにも改良を加え、より軽やかで正確なステアリングフィールを実現しています。
新型ロードスターでは、ND型で初めてエクステリアに手が加えられており、前後ライトのデザインを変更。フロントはウインカーおよびポジションランプをLED化し、ヘッドライト中央部と側面が点灯するデイタイムランニングライトを装備して軽快なイメージを与えました。
さらに、ホイールデザインも一新したほか、新たなボディカラーとして「エアログレーメタリック」を追加しています。
インテリアは、前出のようにディスプレイを7インチから8.8インチと大型化するとともにコネクテッドサービスが強化され、「SOS」ボタンを設置。
メーターはブラック1色となり、シャープな形状の針を採用。センターコンソールサイドにはソフトパッドを採用するなど、上質なイメージを高めています。
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新型ロードスターは2023年9月下旬より先行受注をおこなっており、マツダの関係者によると、約4カ月で3000台以上を受注したとのこと。順調な滑り出しとなっています。
受注の内訳は、ソフトトップが70%、ハードトップが30%といったように、ソフトトップに人気が集まっていることがわかります。
全体のMT比率は71%ですが、ソフトトップ単体では79%の購入者がMT車(マニュアルトランスミッション)を選択。スポーツカーならではの傾向が見て取れます。
なお、ハードトップはMT車55%、AT車45%と、半々くらいの割合となっています。
また、現行モデル登場から約9年が経過し、旧ND型から新しくなったND型へと乗り換えるユーザー人も多いのが今回の大幅改良の特徴だといいます。
内外装デザインの変更や、先進安全装備、マツダコネクト、ダイナミクス性能の進化など、多岐にわたる改良がおこなわれ、既存のユーザーが買い替える事例がこれまで以上に多く見受けられるそうです。
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