トヨタの「4人乗りオープンカー」実車公開へ! 幻の「屋根なしハチロク」がスゴい! 斬新な“オープン仕様”の正体は?
トヨタ博物館は2024年2月14日から実施する「エントランス特別展示」で、トヨタ初代「86(ハチロク)」をベースにした「FT-86オープンコンセプト」を特別公開します。
「屋根なしハチロク」って一体ナニ?
トヨタ博物館(愛知県長久手市)は、2024年2月14日から5月6日に「エントランス特別展示」を実施します。
そのなかで、トヨタのFRスポーツカー「86(ハチロク)」をコンバーチブル化した「FT-86 Open Concept(オープンコンセプト)」が特別公開されることが明らかになりました。
FT-86 オープンコンセプトは、2013年3月にスイスで開催された「ジュネーブモーターショー2013」で世界初公開。その後、同年11月に開催された「第43回東京モーターショー2013」にて日本で初出展されたコンセプトカーです。
将来のスポーツカーのスタディモデルとして、2012年にデビューした初代86をベースに製作されました。
モーターショーの特別仕様として、ボディカラーは市販車とは異なる「フラッシュレッド」を採用。スポーティカラーの王道であるレッドが進化した特別なカラーを身にまとっています。
外観の最大の特徴はクーペボディからオープンカーへと変更されている点で、電動開閉式のソフトトップを備えています。
元となった86が持つ、流れるような美しいスタイルを保ちつつ、違和感のないコンバーチブル化が実現されました。
ボディサイズは、全長4240mm×全幅1775mm×全高1270mm。全長と全幅はベース車と同じですが、全高はFT-86 オープンコンセプトのほうが30mm低く設定されています。
ホワイトを採用したインテリアは明るく華やかな印象です。ベース車ではディスプレイが収まるインパネ中央に3連メーターが装着されるなど、スポーツカーらしい演出も。
また、2+2の4人乗りであるところはベース車と変わりなく、狭いながらも後席に乗員が乗ることが可能。実用性も確保していました。
なお、ジュネーブモーターショー2013で世界初公開されたFT-86 オープンコンセプトはホワイトの内外装カラーを採用。内装では、フロアカーペットやステッチなどにイエローが用いられています。
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FT-86 オープンコンセプトについてトヨタは、ベースの86がもつ運転する楽しさやクルマとの一体感はそのままに、コンバーチブルモデルならではの「自然との一体感」を付与したと説明しています。
当時は市販化の噂もありましたが、初代モデルでも、2021年に登場した2代目の「GR86」でも、86オープンカーの販売は実現していません。
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