三芳町（埼玉県）とNEXCO東日本関東支社は2023年1月23日、関越道の三芳スマートICのうち、東京方面の出入口が3月10日15時に開通すると発表しました。

　三芳スマートICは、関越道の所沢IC～川越IC間にある三芳PAに接続しており、新潟方面の出入口は2005年から運用されています。

　今回開設されるのは、東京方面への入口と東京方面からの出口です。これにより両方向の出入口がそろったフルICになります。

　対象は、ETC搭載車です。車種は現在、車長6m以下の普通車・軽自動車・二輪車に制限されていますが、東京方面出入口の開通後は、車長12m以下の全車種に対象が拡大します。

　なお、上り出口も運用が変わります。現在はPAに立ち寄った後にスマートICから出られますが、3月10日15時以降は、PAに立ち寄ることができなくなります。

　三芳町とNEXCO東日本によると、東京方面出入口の開通により、慢性的に渋滞している国道254号などの迂回が可能に。この結果、三芳町北永井地区から大泉ICまでの所要時間は、現行の約24分から、フルIC化後は約14分に短縮される見込みです。

　また、首都直下地震対策の進出拠点として三芳PAへの迅速な集結も可能に。さらに空自入間基地から東京方面へ流入できるようにもなり、迅速な救援活動につながるとしています。

　三芳スマートICへの通行料金（ETC通常料金・普通車）は、関越道の練馬ICが620円、所沢ICが310円です。