日産「シルビア“ミニバン”」初公開! 「4人乗りVIP仕様」なのにSRエンジン+FR+5速MTの“スポーツコンパクト”! 走りの1BOX「セレビア」実車展示
花壇自動車大学校が、日産の初代「セレナ」をカスタムした「KADAN SEREVIA」を東京オートサロン2024で初公開しました。どのようなクルマなのでしょうか。
初代「セレナ」をスポコン仕様に
2024年1月12日から14日、千葉市美浜区の幕張メッセでカスタムカーのイベント「東京オートサロン2024」が開催。花壇自動車大学校は日産の初代「セレナ」をカスタムした「KADAN SEREVIA」を初公開しました。
出展したのは、仙台市青葉区にある専門学校の花壇自動車大学校です。
同校が公開したKADAN SEREVIAのベース車は、1997年式の初代セレナ(C23型)が選ばれています。今回のコンセプトである「スポコン(スポーツコンパクト)」に合致するクルマとして、SRエンジン、FRレイアウト、MT車を探していたところ、このクルマになったそうです。
初代セレナは、フロントシートの下にエンジンを搭載する「セミキャブオーバータイプ」で、FRレイアウト、5速MTとなっています。
さらに、「シルビア」などにも採用されていた直列4気筒DOHCエンジン「SR20型」を搭載していることから、6代目シルビア(S14型)イメージして製作。名前も「セレビア」となりました。
外装は、フロントバンパーを6代目シルビアのものに換装。足回りはオーバーフェンダーとし、ローダウンしています。ボディの塗装デザインは、映画『ワイルドスピード』の要素を各所に取り入れたといいます。
車内は、フロントがスパルコ社製フルバケットシートを装着。リアが3列目シートを撤去し、2列目をリクライニングバケットシートに変えて、広い足下を確保しています。
学校の担当者によると、作業はボディクラフト科3年の生徒ら13人が約3か月かけて、正月返上で作業にあたったとのこと。また、1997年式ゆえに、部品がそろわないことに苦労したといいます。
このセレビアは今後、学校のオープンキャンパスなどのイベントで展示される予定です。
その昔、セレビアのハンドルネームで同じC23に14のSR20DETを載せて走っている人がいました。シャシーを共有するW30型ラルゴに乗っていた私は、ラルゴに同じく14後期の黒ヘッドを載せ、HKSのヘッドシステムやGT-RSタービンを付けて乗っていました。懐かしい思い出です。末永く大切に乗ってほしいと思います。
灯火類とボンネット形状もシル化して欲しい