警察とのイタチごっこ状態!? ドリフト「見物客」多発で「展望デッキ」立入禁止! 話題の「大黒PA」なにがあった?

世界中からクルマ好きが訪れる場所として知られてる首都高速の休憩施設「大黒PA」。その大黒PAではいま警察とドリフトギャラリーとのいたちごっこが行われているようです。

大黒PAドリフト見物禁止! 首都高と神奈川県警がついに史上最強のフェンスを設置

 昨今、「大黒PA」といえばトヨタの豊田章男会長がSUVタイプの新型「センチュリー」で訪れるなど話題の場所です。
 
 一方で以前から夜な夜なクルマ好きが集まる聖地としても知られていますが、最近ある変化があったようです。

いまやクルマ好きが集まる聖地となっている「大黒PA」(過去に撮影した大黒PAの様子:筆者撮影)
いまやクルマ好きが集まる聖地となっている「大黒PA」(過去に撮影した大黒PAの様子:筆者撮影)

 1989年8月、首都高速5号大黒線と横浜ベイブリッジの開通とともに開業した首都高速の休憩施設「大黒PA」は、開通から30年以上を経て、世界中からクルマ好きが訪れる場所として知られています。

 湾岸線西行き、東行きの両方向から利用できる訪れやすい立地で、さらに2020年に首都高K7北西線が開通してからは東名高速からの利用もしやすくなりました。

 週末の夜にはほぼ閉鎖される大黒PAですが、年に数回はPA内で俗にいう「無料車検会」(神奈川県警や関東運輸局などが不正改造をチェックする)も実施されるほか、騒音をまき散らす迷惑な車両や大型車スペースに不正駐車をするスポーツカーなどへの警告も随時、行われています。

 ところで、この大黒PAには「展望デッキ」「屋上広場」などと名付けられた広場が存在しています。

 フードコートや自販機エリアとメイントイレの間にある20段少々の階段を上ったところに設置されている大黒PAのオープン当初からある広場です。

 かつてこの場所はベイブリッジがきれいに見える観光スポットでしたが、十数年前に物流センターの大きな倉庫ができてからはベイブリッジの姿をはじめ眺望を楽しめることはほぼ不可能となりました。

 また、同じ階にはレストランなどもありましたが今はそれも姿を消しています。

フェンスにのぼって見物するギャラリー(2023年12月上旬:筆者撮影)
フェンスにのぼって見物するギャラリー(2023年12月上旬:筆者撮影)

 そしてかつて美しい夜景が望める観光スポットだった展望デッキは、近年、違法ドリフト走行を見物できる場所として人気を集めるようになりました。

 階段を上ってまっすぐ進んだ場所からは一般道(大黒橋通り)の交差点で行われる違法ドリフト走行を眺めることができます。

 大黒ふ頭内では夜遅くなると曜日に関わらず違法ドリフトが行われることが増え、いつしか、大黒PAからそれらを眺めるギャラリーが集まるようになったというわけです。

 もちろんパトカーによる取り締まりも随時行われていますが、大黒ふ頭内には一般の民家などがほぼ存在せず、夜は無人となるエリアも多いため苦情が入りにくいという事情もあるのでしょう。取り締まりが追い付いていない現状があるようです。

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