「道を空けてください!」 赤灯&サイレンで周知の緊急車両 一般道&高速道で対応異なる? 遭遇したらどうする?
高速道路上で一時停止は絶対NG
高速道路の本車線は、最高速度が時速100km、最低速度は時速50kmです。また、急ブレーキや駐停車も禁止されています。
一般道路とは違うルールで走行するので、緊急車両が近づいてきたからといって一時停止するのは困難です。
警視庁の交通相談コーナーの担当者は、高速道路で緊急車両と遭遇した際の対応について、次のように話します。
「高速道路で緊急車両が後方から来た場合は、無理な進路変更や停車はせずに、安全を確認して可能な限り迅速に道を譲ってください」

このように、一般道とは異なった対応が求められるようです。
高速道路ではむしろ、むやみな減速は事故につながる危険が大きく、もしも車間距離の短いクルマが後方を走っていたら追突されかねません。
高速道路の本車線で停止するということは、たいへんなリスクを伴います。
制限速度以下で本車線を走っているときは、絶対に無理な停車はせず、安全を確保しながら可能な範囲で道を譲るようにすることが大切です。
また、緊急車両のサイレンの音や赤灯に気づいたら、早めに道を譲るよう準備するとよいでしょう。
高速道路上で事故のために緊急車両が出動する際は、ほとんどの場合に渋滞が発生しているといいます。そんなときは、周囲のクルマがお互いに協力して緊急車両に道を譲ることこそが、渋滞を解消する方法なのかもしれません。
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緊急車両が迫ってきたときに、道を譲ろうとアクションすることで事故を起こしてしまうと元も子もありません。特に、高速道路上では、周囲の状況をよく確認し、慌てず落ち着いて行動することが大切です。
Writer: Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。





















