まさかの「次期型シルビア」? 日産「2ドア小型スポーツカー」披露していた!? FR駆動×テンロクターボ搭載で期待された「IDx」とは

日産がかつて披露していたコンセプトカー「IDx」は、「次期型シルビアか」ともささやかれた注目モデルですが、どのようなクルマなのでしょうか。

若者が作り若者に向けた「小型FRスポーツ」の将来像を示した

 2023年10月28日から11月5日から開催された第1回「ジャパンモビリティショー」では、各社から新時代の小型スポーツモデルの姿を示すコンセプトカーが数多く登場しました。
 
 日産ではスーパースポーツカー「GT-R」の将来を示唆するようなコンセプトカー「HYPER FORCE」が初公開されたものの、小型スポーツモデルは登場しませんでした。
 
 しかし、2013年の時点ですでに次世代小型スポーツモデルのコンセプトカーが姿を現していたのです。

「次期シルビア」か? 登場が期待される「IDx NISMO」
「次期シルビア」か? 登場が期待される「IDx NISMO」

 2013年に開催された第43回「東京モーターショー」で、日産は「IDx(アイディー・エックス)」と称されるコンセプトカー2台を世界初公開しました。

 開発のプロセスに、創造力豊かな「ジェネレーションZ(いわゆるZ世代・1990年代以降に生まれた若年層)」が積極的に参画する「コ・クリエーション(共同創造)」を取り入れ、新たな価値観を商品開発に反映したといいます。

 2台ともノッチバックタイプの2ドアクーペで、駆動方式はFRを採用。デザインはかつての「ブルーバード」(3代目)を思わせるクラシカルなものとなっています。

 なかでも「IDx NISMO」はコ・クリエーションプロセスのなかで、かつて日産が開発してきた数多くの箱型レーシングカーのスタイリングを昇華させたモデルです。

 ボディサイズは全長約4100mm×全高約1300mm×全幅約1800mmです。

 エクステリアはスポーティなイメージを高める逆スラントノーズ(ボンネット先端が先方に突き出したスタイル)やカーボン素材むき出しのパネル、サイド出しのマフラー、大型スポイラー、19インチの大径ホイールなど、かつてのレーシングカーの雰囲気とモダンさを融合させました。

 インテリアは、水平基調のインパネや3本スポークのスポーツステアリング、アナログ時計をアレンジしたセンターモニターなどが採用され、エクステリア同様レーシーな気分を盛り上げるようにデザインされています。

 シートは真っ赤なアルカンターラ素材が用いられ、ドアトリムやセンターコンソールなどにもレッドのアクセントカラーがあしらわれたほか、金属の地肌を活かしたパネルも装着するなど、ゲームやアニメの世界のような新感覚のスポーティさも表現しました。

 パワートレインは、高性能な1.6リッター直噴ターボエンジンに、シンクロレブコントロールによるスポーティな走りが楽しめる6速マニュアルモード付CVTを組み合わせています。

 もう1台のIDxである「IDx フリーフロー」は、比較的シンプルかつクリーンにまとめられ、デニム素材のシートやウッドステアリング、生成り色のボディカラーを採用するなど、ファッショナブルにデザインされた一方で、IDx NISMOはスパルタンなマシンに仕上げています。

 発表当時はFR駆動の若者向け小型スポーツという特徴から、「シルビアの復活」「現代版ハコスカ」などと、スポーツカーファンを中心に大注目の存在となっていました。

 しかし、公開から10年が経過した現在に至るまで、直接的な市販モデルは登場していません。

※ ※ ※

 コンセプトを一新し、かつての東京モーターショーの名称から大きな変革を見せたジャパンモビリティショー。

 クルマ業界の枠を超えた新たなショーとして、その方向性が注目されていましたが、トヨタ「FT-Se」やホンダ「プレリュード コンセプト」、マツダ「ICONIC SP」、スバル「SPORT MOBILITY Concept」など、各社からは新時代のコンパクトスポーツモデルが相次いで披露されました。

 日産のHYPER FORCEも話題を呼んだモデルであり「次期型GT-R」などと期待を集めていますが、こうしたスーパースポーツに加え、生産終了から20年以上が経過したシルビアのように手軽に運転を楽しめる、軽量かつ小型のスポーツカーを待ち望む人は少なくないでしょう。

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13件のコメント

  1. もういいよ、いつまでこのネタ引っ張ってんの?
    シルビアって書けば釣られる奴が多いから、閲覧数は稼げるんだろうけどw

  2. シルビアとかもう絶対出さないでしょ
    日産はこんな実現もしないお遊びコンセプトカーを作ってるリソースあるならその分を別に回したら?ほんとにシルビア出すなら別だけど

  3. これでシルビア?
    絶対違うね。
    これ作ってるリソースをフェアレディZの生産に回すべき。

  4. 間違いないです。こんな10年も前のネタを

    • このコンセプトカーはかなり昔の初代シルビアとか510ブルーバード辺りのテイストだろうか。

      それは良いけど、市販車何とかしろよ。
      GTRもZも真面目に作れよ。

  5. 日産にはデザイナーが居ないの?
    Zを見た時にも「何これ⁉️」と感じたが、日産は「絶対に売れそうもないクルマ」を発売しては失敗を繰り返していますね。
    デザイナーは変わったクルマ、他と似ていないクルマを作ろうとしているみたいだが、自己満足だって気付かないのかな?

  6. くるまのニュースはやたらシルビアに執着する理由はなんなの?
    エンジンが一緒というだけでセレナとプレサージュをシルビアミニバンとか言ったり意図が分からない。

    そもそも負債7兆円抱えてる会社が遊び心のある車を開発できるとも思えない。

  7. 結局どれがそうなの?
    くだらない記事。

  8. タイトルではシルビアだけど本文にある通り510ブルーバードモチーフのコンセプトカーなんだよね
    閲覧数稼ぎでもニッサン+FRだからって馬鹿の一つ覚えの様にシルビアって使い続けるけるのはどうかと思う

  9. シルビアってゆーかサニーにしか見えないんだけど
    ってゆーかサニーのほうが年寄り層に歓迎されそうなw

  10. シルビアというより、サニーですね。
    辛辣な意見が多いようですが、私は面白いと思います。
    EV時代の狭間で、小型の箱形スポーツを考えるのは良いことと思う理由は、車高の低いスポーツ車は 実用性に乏しいので 殆ど売れないし、モノコック剛性が確保しずらい。EV化する前じゃないと、不完全なシャーシ剛性のままでEV車のベースにされてしまい、コスト優先の安物を作る癖がついてしまうから。
    まして、日本は右ハンなので( アクセルペダルにホイールハウスが出っ張る )、Aピラー~ダッシュボード前の 車体の一番硬いところにサスのアッパーマウントを近づけらない。これが原因で、背の低い車体だと フロント剛性が確保しずらい。
    コンパクトな箱にすると、車体剛性が確保しやすい。ルノーのRSに乗って実感していますが、駆動輪・操舵輪の周辺は、これでもかっていうレベルまで硬くしないと ‟舵が効かない” 。やはり操舵が俊敏で、高速でも安定してレーチェンできるサス作るには、こういう箱形じゃないと無理だと思う。

  11. 2013年の話を何で今書くのかわからない。シルビアと書けば吊れるから?ほんと読者をバカにしてる。トヨタは会長の豊田章男さんが自ら「セリカを復活してほしい」と言ってるし、佐藤社長もセリカは好きだと言ってるから、何か考えてるとは思うけど、レクサスの次期RCクーペはかなり電動化されるみたいだからセリカもEVかなと思う。要するに2013年のコンセプトカーなんてもうすんだ話なんだよ。これから出すものはレースと絡めるにせよ電動化をどう入れるかで、今までの車開発と次元が違う。ホンダは目に見える形でプレリュード復活をすでに出してる。日産にはそんな話はないね。

  12. カッコ悪い(>。<)

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