マツダは2023年12月25日、フルモデルチェンジした新型「フレアワゴン」と新型「フレアワゴン カスタムスタイル」を発売しました。

　両車は、全高の高さと室内の広さによる使い勝手の良さを特徴としたスーパーハイトワゴンタイプの軽自動車で、新型フレアワゴンの内外装デザインを変更し異なる個性を与えたモデルが、新型フレアワゴン カスタムスタイルです。

　全面刷新を受けて今回登場した新型フレアワゴンと新型フレアワゴン カスタムスタイルは、その特徴であるデザインや広く快適な室内空間、安全機能など、歴代フレアワゴンシリーズが備えてきた魅力をより進化させています。

　両車ともエクステリアデザインは「大容量のコンテナ」をモチーフとし、新型フレアワゴンでは「心地よさ」と「ワクワク感」を、新型フレアワゴン カスタムスタイルでは「上質感」と「存在感」をそれぞれ表現。

　インテリアも、それぞれの持つキャラクターに合わせて異なる色調や素材を採用し、上質感と居心地の良さを高バランスで成立させました。

　また室内の使い勝手の良さを象徴する新たな装備としては、後席に「マルチユースフラップ」を新設定。

　これはシート前端に、位置や角度を調整することが可能なフラップを取り付けたもので、オットマンとしても荷物の落下予防壁としても利用可能という新しい発想の装備です。

　さらに運転席と助手席の間には左右独立式センターアームレストを採用。くわえて両席共にシートヒーターが採用され、寒い季節でも快適に運転できるよう利便性を向上させています。

　そのほか、助手席前のビッグオープントレイや後席用の折り畳み式シートバックテーブルなどを備えたことにより、長時間でも過ごしやすい室内空間を実現しました。

　パワーユニットには、64馬力の658cc直列3気筒ターボエンジンあるいは49馬力の657cc直列3気筒エンジンを用意し、それぞれマイルドハイブリッドシステムを搭載。

　どちらも効率の高いCVTと組み合わせたことで、優れた燃費性能とスムーズな走り、さらに操縦安定性や静粛性を両立しています。

　新型フレアシリーズは安全性能の高さも特徴で、マツダの軽自動車としては初めて、ミリ波レーダーと単眼カメラを組み合わせた衝突被害軽減ブレーキ「デュアルセンサーブレーキサポートII」を全車に標準装備。

　また、全車速追従機能や停止保持機能付きのアダプティブクルーズコントロールも採用し、より安心して胸のすくようなドライブを楽しめるモデルとなっています。

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　車両価格（消費税込）は新型フレアワゴンが154万1100円から183万5900円、新型フレアワゴン カスタムスタイルは200万6400円から240万200円。

　両車とも駆動方式はFFと4WDが選択可能です。

　また、新型フレアワゴンと新型フレアワゴン カスタムスタイルは、スズキの新型「スペーシア」および新型「スペーシアカスタム」のOEMモデルになります。