次期「スカイライン」の姿が見えた!? 「丸テールランプ」はないけど… 横浜で公開された日産の新型「スポーティセダン」は「V38型」になるのか?
インフィニティは2023年10月24日、バッテリーEVのコンセプトカー「ヴィジョンQe」を発表しました。流麗なセダンスタイルは、次期「Q50」(日本名:日産「スカイライン」)を思わせます。どのようなモデルなのでしょうか。
「ヴィジョンQe」が想像させる次期「スカイライン」の姿
日産が主に北米を中心に展開する高級車ブランドである「インフィニティ」は2023年10月24日、バッテリーEVのコンセプトカー「ヴィジョンQe」を発表しました。
背が低く、なだらかなルーフラインのクーペ風セダンスタイルのヴィジョンQeは、その姿から、「これが次期型のスカイラインなのでは!?」とSNS上で話題となっています。

海外専用ブランドであるインフィニティのコンセプトカー、ヴィジョンQeが、神奈川県横浜市にある日産グローバル本社ギャラリーに展示されていると聞き、筆者(くるまのニュースライター 河馬兎)はさっそく実車を確認してきました。
目の当たりにしたヴィジョンQeは、(生産終了となった)日産の高級セダン「フーガ」と、スポーツセダン「スカイライン」のちょうど中間といったサイズ感。
ブラックカラーの低くワイドで流れるようなフォルムで、デジタルピアノキーライトという発光グラフィックを使用したフロント周りは実にカッコ良く、立体的なマシンドフィニッシュの大径ロードホイールのほか、ホイールに描かれた水引デザインがタイヤ側にまで食い込んでいるのも印象的でした。
インテリアについては窓ガラスのスモークが強く、残念ながら車内を見ることはできませんでしたが、未来のスカイラインとして、ふさわしい存在感を放っていると感じました。
さて、これが次期スカイラインなのかという本題についてですが、筆者は、その可能性は十分にあると考えています。
日産とインフィニティはこれまで、同一モデルの名称を変えて共有してきました。
スカイラインはインフィニティ「Q50」として、フーガは「Q70」として、それぞれ兄弟車のような関係性を保っていたのです。
このヴィジョンQeがいずれ次期インフィニティQ50として登場するのなら、それはすなわち次期スカイラインでもある、ということになります。
しかしながら、これが次期スカイラインだとすると心配な点が1点あります。
ヴィジョンQeには、スカイラインとしてのシンボルがひとつも見当たらないのです。






































