三菱「新型トライトン」24年2月に発売! 12年ぶりに国内復活へ 「トヨタ独占市場」への切り札となるか
ラダーフレームやエンジンなど全てを新開発
新型トライトンでは、ラダーフレームも新開発しました。
剛性を大幅に高めながらハイテン鋼(高張力鋼)の採用比率を大幅に増加させることで重量増を抑え、走行性能や乗り心地を向上させるとともに、耐久性や堅牢性も高めています。
同様にボディにも超ハイテン鋼を採用して軽量化を図りながら衝突安全性も強化しました。
エンジンは、新開発の2.4リッター直列4気筒 2ステージターボ付きクリーンディーゼルを搭載。最高出力150kWで、最大トルク470Nmは約1500回転からフラットに発生する特性とし、トルクフルな走行を可能としました。
また排出ガスをクリーンにする尿素SCRシステムを採用し、窒素酸化物(NOx)を安定して浄化させます。
組み合わされるトランスミッションは、6速スポーツモード付ATです。
足回りでは、ダブルウイッシュボーン式のフロントサスペンションはハイマウントタイプとし、ストロークを確保して接地性と乗り心地の向上を図っています。
また強度向上と軽量化を図ったリーフスプリング式のリアサスペンションも、大径ショックアブソーバーと共に快適な乗り心地を実現しました。
4WDシステムは後輪駆動、フルタイム4WD、センターデフ直結、ローギアの4種類が選択できる三菱独自の「スーパーセレクト4WD-II」システムを採用。それぞれの4WDモードに対応する7つのドライブモードを選択できる仕様となっています。
また、旋回性を向上させる「AYC(アクティブヨーコントロール)」を新採用したほか、ブレーキ制御タイプのアクティブLSDも搭載することで、大柄なボディながら意のままの走行性能を実現したといいます。
このほか、ヒルディセントコントロールやヒルスタートアシストも採用し、悪路などでのドライバーの負担を軽減します。
新型トライトンでは、先進運転支援機能「e-Assist」として、衝突被害軽減ブレーキやレーダークルーズコントロール、車線逸脱警報システムや車線逸脱防止支援機能など、9つの機能を搭載するなど、安全性を向上させています。
このほか、コネクティッド機能「三菱コネクト」を採用し、リモートエアコンやリモートドアロック/アンロックといった便利機能や、万が一のSOSコール、ドライブ見守り通知機能などを備え、ドライバーの負担を軽減します。
新型トライトンの国内仕様は、上級モデル「GLS」と、最上級モデル「GSR」の2グレードを設定。
GSRでは、フロントグリルをボディ同色に、ドアミラー、フロントバンパーガーニッシュ、ドアハンドルなどをブラックに、フロント・サイド・リアの各アンダーガードはダークチタニウム仕上げにしたほか、ブラックのルーフレール、フェンダーアーチモール、荷台にスタイリングバーを装着するなど、精悍さを高めた上質な仕様となっています。
ボディカラーは、新色「ヤマブキオレンジメタリック」や「ブレードシルバーメタリック」をはじめ、全6色を用意します。
またドレスアップアイテムや、荷台保護のベッドライナー、トノカバー、テールゲートアシストなど、純正アクセサリーも多彩に用意されています。
デザインを担当した三菱 デザイン本部 プログラムデザインダイレクターの吉峰 典彦氏は、新型トライトンについて次のように話します。
「他とはひと味違う、個性が際立つクルマですが、乗用車以上の乗り心地や快適性も備えているので、長く乗ってもらえるクルマに仕上がったと自信を持ってオススメできます。
またデザインには、カスタマイズも楽しめるような自由度も持たせていますので、自分好みの1台に仕上げても楽しめると思います」
新型トライトンの販売価格(消費税込み)は、498万800円から540万1000円まで。2024年2月15日に発売を開始します。
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