異例な「純正タフ仕様」軽トラに大反響

　スズキは2023年12月13日、軽トラック「スーパーキャリイ」に特別仕様車「Xリミテッド」を設定し、同日より発売しました。
　
　スタイリッシュさが特徴ですが、SNSなどでは早速さまざまなユーザーが話題にしており、多くのコメントが投稿されています。

　キャリイは1961年の登場以来、丈夫な車体や使い勝手の良さが支持され、軽トラックを代表する人気モデルです。現行型は11代目で2013年に発売しました。

　ラインナップは通常のキャリイに加えて、ハイルーフ化かつキャビン（居住部）を延長し、室内空間を確保した「スーパーキャリイ」を設定しています。

　また、「デュアルカメラブレーキサポート」を採用するなど、先進運転支援機能も高めています。

　パワートレインは660ccエンジンに5速MTまたは4速ATを組み合わせ、駆動方式はFRと4WDを用意しています。

　今回登場したXリミテッドは、スーパーキャリイの上級グレード「X LEDヘッドランプ装着車」に専用のデカールを追加したほか、メッキ処理されたフロントガーニッシュやフォグランプベゼルなどを特別なブラック仕様に変更しスタイリッシュに仕上げています。

　ヘッドライトはブラックのインナー（加飾）を装着し、さらにホイールやドアハンドル、ドアミラーもテーマカラーのブラック塗装パーツを装着するなど、かつてなくタフで精悍な印象を演出しています。

　ボディカラーには、「モスグレーメタリック」「シルキーシルバーメタリック」「クールカーキパールメタリック」「ブルーイッシュブラックパール3」の計4色をラインアップ。タフな世界観にピッタリなカラーが用意されました。

　駆動方式は全車4WDのみに設定。そのほかの快適装備や環境性能、走行性能などはベースモデルのスーパーキャリイ X LEDヘッドランプ装着車と同一です。

　そんなXリミテッドについて、発表直後からSNSなどで多くのコメントが投稿されています。

「なんだこのキャリイ…」「攻めるなぁ」など、軽トラックとしては異例ともいえるタフな仕上がりに驚きの声が見られたほか、「良いなコレ…」「なんか軽トラなのにカッコいいな」「キャリイかっこいい」「いいやん」など、早速好評を博しているようです。

　また、「丸目プロジェクターのLEDヘッドライトとブラック塗装のインナーベゼルで精悍な顔つきだな！」「このヘッドライトかっこよ！」「ヘッドライトだけ買えんかな～」など、キャリイの雰囲気を一変させたブラックインナーのヘッドライトに興味を示す人も。

　さらに、「メーカー純正の軽トラでこれを出すとかやっぱりスズキは最高」「スズキわかってるなー」など、軽トラックにタフなルックスのモデルを求めていたとする人の間ですでに注目の存在です。

　これまで商用ニーズの高かった軽トラックや軽バンが、近年のアウトドアブームやキャンプブームなどによって個人でも使われるようになり、こうしたニーズに合致しているモデルであることがわかります。

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　新型スーパーキャリイ Xリミテッドの車両価格（消費税込）は5速MT車が151万3000円で、4速AT車が161万2600円に設定されています。