トヨタが新型「FF最大・最上級セダン」実車展示! 斬新グリルが凄い!? パワー上がった人気No.1モデル「カムリ」の現地反響は?

9代目の新型カムリはハイブリッドのみ。+30馬力のパワーアップ

 新型カムリはCALTY(カリフォルニア州ニューポートビーチにあるトヨタのデザインスタジオ)とミシガン州アナーバーのスタジオでデザインが行われました。主な特徴をお伝えします。

 ●全車ハイブリッドに。最高出力232馬力

 2020年10月にフルモデルチェンジを受けたトヨタ・シエナ同様、9代目カムリもこのたびハイブリッド専用車種となりました。

 トヨタ製セダンとして史上初の2.5リッター直列4気筒エンジンと第5世代トヨタ ハイブリッド システム(THS 5)を組み合わせたモデルとなり、現行ハイブリッドモデルの最高出力+約30馬力のパワフルさが魅力です。

 低速での新しいHEVシステムを調整して、低回転から満足のいく加速とトルク感を提供しています。

 ●初めて全グレードにFFとAWDの設定

 新型カムリでは全グレードにFFとAWD(電子オンデマンド全輪駆動)の選択を可能としました。

 AWDは悪天候時やコーナリング中など、必要なときに後輪に自動的に電力を供給する専用の電気駆動モーターによってトラクションを提供し、さらなる安心感をもたらします。なお最高出力はFFが225馬力、AWDが232馬力を発生します。

 ●カムリに初めての「Beyond Zero」バッジを採用

 2022年11月に発表された新型プリウス以降のHEVにはそれまでのトヨタHEVを意味する青いバッジ「HYBRID SYNERGY DRIVE」に代わって新デザインのバッジがつけられています。

 新型カムリには炭素排出量削減に対するトヨタの強い取り組みとカーボンニュートラルな未来へのビジョンを示す「Beyond Zero」バッジが採用されています。

スポーティなリアデザインとなる「カムリ」(Photo:Jihun Kim)
スポーティなリアデザインとなる「カムリ」(Photo:Jihun Kim)

 ●グレードは4種

 9代目カムリのグレードは「XLE」「XSE」「LE」「SE」の4つになります。

 XLEは高級感と快適性を重視した最上級グレード。

 シルバーのメッキが施されたフロントグリルやLEDのヘッドライトが特徴です。

 内装は本革仕様となりシートはパワーアジャスト機能やヒーター、ベンチレーションなどを備えます。

 12.3インチのディスプレイオーディオやワイヤレス充電器、ヘッドアップディスプレイなどの先進装備も標準で装備されます。

 XSEはスポーティグレードの高級版です。

 走りとデザインを重視しており、フロントグリルはブラックのメッシュタイプ&LEDヘッドライトを装備しており、内装はXLEとほぼ同様となります。

 XLEとはサスペンションやステアリングのチューニングが異なり、よりスポーティな走りを楽しめ、19インチのアルミホイールやトランクのブラックガーニッシュなどが標準装備。

 LEはエントリーグレードで、シンプルで機能的なものです。

 ヘッドライトはハロゲンとなり、内装はファブリックでシートはマニュアル調整となり、ディスプレイオーディオは8インチでトヨタセーフティセンス3.0などの基本装備が備わります。

 SEはスポーティグレードのベースモデルです。

 ヘッドライトはハロゲンで内装や基本装備はLEとほぼ同様。アルミホイールは18インチを標準装備します。

※ ※ ※

 新型カムリは2024年春から米国での販売が開始される予定です。

 価格はまだ発表されていませんが、米国の自動車メディアではエントリーモデルは3万ドル未満、最高級グレードが3万5000ドル前後になるだろうと予想しています。

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Writer: 加藤久美子

山口県生まれ。学生時代は某トヨタディーラーで納車引取のバイトに明け暮れ運転技術と洗車技術を磨く。日刊自動車新聞社に入社後は自動車年鑑、輸入車ガイドブックなどの編集に携わる。その後フリーランスへ。公認チャイルドシート指導員として、車と子供の安全に関する啓発活動も行う。

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1件のコメント

  1. 「SUVやミニバン人気に押されてセダン需要が伸び悩んでいることが理由だと言います。」
    ↑そんなこと書くもんじゃないぞ。

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