820万円!? レクサスが新型「高級SUV」発売! 軽量ボディで走りがイイ! FWDの「RZ」とは?
これまでAWDのみだったレクサス「RZ」に、FWDモデルが追加されました。AWDとFWDの違いはどのようなところにあるのでしょうか。
100km長く走れる! 「RZ」のFWDモデルが出た!
レクサスは2023年11月30日、SUV「RZ」にFWDモデル(前輪駆動/2WD)を追加設定し、発売しました。
2019年に発表した電動化ビジョン「Lexus Electrified」に基づき、レクサスはハイブリッド(EV)やプラグインハイブリッド(PHEV)などの電動車の普及を通じてカーボンニュートラル社会の実現を目指すといいます。
そんななか、レクサス初のBEV専用モデルであるRZは2023年3月に登場。電動化技術がもたらすレクサスらしいクルマを感性に訴えかける走りとデザインで体現し、レクサスがBEVを軸とするブランドへの変革の起点となるモデルに位置付けられました。
当初はAWDモデルの「RZ450e」のみの設定でしたが、FWDモデルとして「RZ300e」を新たに設定。ユーザーが好みの仕様を選べるようになったとともに、レクサスの“BEVブランド化”を加速させる狙いがあるようです。
では、新型RZ300eは、既存のRZ450eと何が違うのでしょうか。
RZのボディサイズは全長4805mm×全幅1895mm×全高1635mmと、ミドルサイズSUVに分類されます。
外観は、レクサスのBEVの独自性を強調するプロポーションと新表現「スピンドルボディ」を採用。ボディと一体となった塊感のある造形を採用しました。
そのうえで、両車で異なる点は駆動方式です。新型RZ300eはFWD(前輪駆動)を採用。RZ450eの開発で掲げた走りのコンセプト「The Natural」を継承したFWDモデルとして投入されます。
新型RZ300eのプラットフォームは、RZ450eと同じくBEV専用の(e-TNGA)を搭載し、バッテリーやモーターの最適配置による理想的な慣性諸元や、軽量かつ高剛性なボディ素性を実現しました。
さらに、リアサスペンションメンバーをFWD向けに新たに開発するなど、RZとしての走りのコンセプトにこだわり、徹底的につくり込みをおこなったといいます。
また、RZ450eのモーターは、フロントが最高出力150kW・最大トルク266Nm、リアが同80kW/169Nmを搭載するのに対し、新型RZ300eはフロントのみに同じスペックのモーターを搭載。
これにより、RZ450eよりも約100kgの軽量化が図られ、軽快でリニアな車両挙動を実現しました。
航続距離(WLTCモード)はRZ450eが494kmですが、新型RZ300eではフロントモータを駆動させるインバーターに電力ロスの少ないSiC素子(シリコンカーバイド)を採用し、599kmの走行を可能にしています。
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新型RZ300eの価格(消費税込)は820万円です。880万円の新型RZ300eよりも60万円安く設定されました。
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