「えっ…!クマ!?」 もし運転中に「熊と衝突」したらどうする!? 保険は使える? クマ出没時の正しい対処法とは
以前に比べクマの出没情報が広範囲に広がり、都市部などでも目撃情報が増えています。もしクルマを運転中にクマと遭遇したり、万が一衝突してしまった場合、どうしたら良いのでしょう。
もしクマと衝突したら…まずは「警察に通報」を!
最近、クマの出没情報が以前よりも広範囲に広がり、都市部に近いエリアでも頻繁に目撃されるようになりました。
もしもドライブ中にクマと遭遇してしまったら、どのような対応が求められるのでしょうか。
最近、市街地でクマが目撃されるほか、住民が襲われるなどクマと接触するニュースが増えています。
今年は東京でも、これまでの出没地より都心に近い町田市でクマが目撃され話題になりました。
例年10月から11月にかけてはクマが冬眠準備のために活発になるので、各地で人とクマが接触する機会が増えます。
それでは、山間部などをドライブしているときにクマに遭遇したらどうすればいいのでしょうか。
クマを見つけたら、まず、ぶつからないようにスピードを落とし、回避することをおすすめします。またこのとき、警察に情報提供できれば理想的です。
しかし、珍しいからといってクマに近寄るのは厳禁。クルマを停めて観察するのも危険です。
クマが驚いて威嚇してきても、クルマの中にいればひとまず安全ですが、クラクションでクマを興奮させると危険が増すので、そのまま現場を離れてください。
では、とっさのことで回避できず、もしもクマをクルマでひいてしまったらどうすればいいのでしょうか。
JAFの総合案内サービスセンターの担当者は、次のように話します。
「クマに限らず、運転中に野生動物と衝突した場合は物損事故になるので、警察に届ける必要があります。
また、ドライバーや同乗者の怪我や、ガードレールなどの破損、後続車との衝突などが発生していればその旨も伝えてください」
このように、野生動物との事故が発生した場合は、警察に連絡することが求められます。
警察へ連絡を済ませた後は、轢いたクマが生きていれば、動物病院や保護施設に運ぶことが要求され、死んでいれば道路管理者や自治体が処分することになりますが、この段階からは自分で判断するのは難しく、警察の指示を仰ぐとよいでしょう。
また可能であれば、そのクマが何度もひかれて二次事故を起こしてしまわないように、国土交通省の道路緊急ダイヤル(#9910)に連絡して処理してもらうこともできます。
なお、野生動物は病原菌を持っている可能性があるので、クマには触らないよう注意が必要です。
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