価格は200万円台から!? 日産新型「シルフィ」発売! 存在感ある斬新顔採用で大幅刷新! 全長4.6mのミドルセダン、北米に続き中国でも発売へ

2026年2月24日に日産は、フルモデルチェンジした新型「シルフィ」を中国で発売しました。どのようなモデルなのでしょうか。

日産 シルフィ、フルモデルチェンジを2月24日に中国で発売

 日産のミドルセダンとなる新型「シルフィ」が2026年2月24日に中国で発売されました。

 いったいどのようなクルマなのでしょうか。

 シルフィは日産が2000年より販売している小型セダンで、登場当初は「ブルーバード」の後継モデルとして「ブルーバード シルフィ」の名前で展開されていました。

 2012年に登場した3代目モデルからは北米向けのセダン「セントラ」と統合、ボディを大型化したことで北米市場を意識したセダンへと進化。

 日本では3代目モデルを最後に販売を終了し、現在に至るまで海外のみで販売されている形です。

 シルフィの二大市場はアメリカと中国で、特に中国では毎年50万台前後を販売、2020年と2021年には中国でもっとも売れた乗用車の称号に輝きました。

 車種別新車販売台数ランキングのトップ5常連でもあります。2023年以降は電動化の波に押されて販売台数は減少しましたが、それでも2025年は31.9万台を販売して車種別販売台数ランキングの5位に滑り込み。

 現在販売されている4代目モデルは2019年4月の上海モーターショーにて、北米向けの「セントラ」も同年12月のLAオートショーで発表されました。

 中国向けにはかつて3代目をベースとした純電動モデルや、2021年には4代目に「e-POWER」モデルを投入したりと、純ガソリン以外に多様なパワートレインで展開されています。

 そんなシルフィですが、2025年9月には5代目(セントラとしては9代目)となる新型モデルが中国とアメリカで発表済み。

 北米ではすでに販売されていますが、この度、2026年2月24日に中国でも発売されました。

シルフィ。懐かしい、、、けど、いまも中国で売ってます!
シルフィ。懐かしい、、、けど、いまも中国で売ってます!

 新型シルフィのボディサイズは全長4656 mm x 全幅1825 mm x 全高1448 mm、ホイールベースが2712 mm。

 ボディサイズ自体は旧モデルからあまり変わっていませんが、一方で外観は印象ががらりと変わり、お馴染みとなった「デジタルVモーション」フェイスの採用が特徴的です。

 リアでは流行りの左右一体型ライトを採用するほか、ダックテール風に処理されたトランクリッドからは中国向けBEV「N7」やPHEV「N6」に近い雰囲気を感じさせます。

 シルフィと言えば安価なコンパクトセダンの印象が強いですが、このデザイン刷新によって、より上のクラスを感じさせる仕上がりとなっています。

 一方、パワートレインに関しては旧モデルから引き続きHR16DE型1.6リッター直列4気筒エンジンを搭載しています。

 EV需要の高まる中国で電動モデルを設定しないのは意外でしたが、もしかすると同クラスの電動モデルは「N6/N7」に担わせて、シルフィは純ガソリンのセダン需要を狙うという戦略なのかもしれません。

 旧モデルで用意していた「e-POWER」モデルに関しても、新型で同じく設定されるかは現時点で不明です。

 コックピット周りでは新たに2本スポークのステアリングを採用、ダッシュボードでは曲線や円形を多用した旧モデルに対し、新型は全体的にフラットで角ばった印象を持ちます。

 メーターディスプレイとセンターディスプレイはそれぞれ12.3インチで、一体化したデザインとなっています。

 北米向けと中国向けで内装の大きな違いは確認できないものの、一方でメーターやインフォテインメント周りのUIはかなり異なります。

 中国では白背景を基調としたデザインとなっており、先述の「N6/N7」に近い印象を感じさせます。この辺りは中国の消費者の好みを反映させた変更点であると言えるでしょう。

 後部座席では北米向けモデルが後席用エアコン送風口を搭載しないのに対し、中国では風向きや風量が調整可能な送風口を設けています。

 それと同時に中国向けモデルでは携帯端末を充電するためのUSB Type-Cポートを1個しか搭載していませんが、北米向けモデルではUSB Type-C x 1を基本とし、オプション装備でUSB Type-C x 2、USB Type-A x 1へと増やすことが可能です。

 新型シルフィのメーカー希望小売価格は10.49-11.99万元(約237.6-271.5万円)となり、期間限定で1万元(約22.6万円)の値引き策が実施されています。つまり、実質215万円前後から購入できる形となります。

 参考までに旧モデルのメーカー希望小売価格が11.39-13.39万元(約255.6-300.5万円)となっていたので、それを考慮するとかなり攻めた価格設定と言えます。また、引き続き先代モデル(14代目)と先々代モデル(13代目)も併売され、それぞれ期間限定で7.49万元(約169.6万円)、6.59万元(約149.2万円)から販売されます。

 先述のとおり、中国でのシルフィは中国メーカーのEVにシェアを奪われつつも、依然として30万台前後を販売する人気の車種となります。

 約6年半続いた旧モデルの時代を終わらせて新モデルへ移行することで、この販売状況にどのような変化が現れるのかに期待です。

※2026年2月25日、追加情報が公開されたため、記事を加筆修正しました。

【画像】超斬新! これが「新型シルフィ」 画像で見る!(30枚以上)

【買取査定】日産車が高く売れる!?(外部リンク)

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Writer: 中国車研究家 加藤ヒロト

下関生まれ、横浜在住。2017年に初めて訪中した際に中国車の面白さに感動、情報を集めるうちに自ら発信するようになる。現在は慶應義塾大学環境情報学部にて学ぶかたわら、雑誌やウェブへの寄稿のみならず、同人誌「中国自動車ガイドブック」も年2回ほど頒布する。愛車は98年式トヨタ カレン、86年式トヨタ カリーナED、そして並行輸入の13年式MG6 GT。

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