ホンダ新型「プレリュード」初公開! 2ドアクーペの「スペシャリティカー」発売へ! “復活宣言”かつてのオーナーはどう思う?
ネックは価格か? アラフィフ世代の反響は?
当時プレリュードを所有し青春を謳歌したアラフィフ世代は、新型に対してどのような印象を持ったのでしょうか。
3代目プレリュードの4WSを装備した「Si」を所有していたTさんに話を聞いてみました。
第一印象は、トヨタ「プリウス」にも通じる近未来感と、4代目を彷彿とさせるボリューム感が気になったというTさん。それでも各部に当時人気だったモデルの面影を見つけ、結果としては美しいスタイリングだと感じたそうです。
「燃費を考慮して空気抵抗を減らすとどうしても似てきてしまう部分もあるのでしょうが、印象としては新型アコードのようなデザインですね。
当時のプレリュードっぽいイメージはあまり感じませんが、クーペが少ない時代だからこそカッコ良く見えます」

新型プレリュードのパワートレインは、ハイブリッドシステムを搭載することが明らかになっています(その他の詳細は不明)。
2リッターの「e:HEV」ではないかと予想する声もありますが、スポーツ性能を強調する可能性がありそうです。
「プレリュードはスペシャリティであってスポーティだから魅力的だと思うので、本格的なスポーツ路線は似合わないと思います。
性能というより、洗練された先鋭的なスタイリングと、当時としても手頃だった車両価格が人気の理由だったんですけどね」
そんな気になる新型プレリュードですが、予想販売価格の参考になるのが現行「シビック」。運転支援機能や装備が充実した「シビックe:HEV」の価格は約400万円。プレリュードの車格を考慮すると、450万円は下らない価格になりそうです。
「450万円だと、アラフィフの一般男性でも手が出しづらいでしょう。紙幣価値が違うとはいえ、昔のシビックは200万円もしなかったですし、プレリュードも200万円代前半で購入できました。
全体的な物価の上昇や装備の充実を考えれば適正なのでしょうが、400万円前後、いやむしろ400万円以下まで落とさないと売れにくいでしょうね」(3代目プレリュードの元オーナー・Tさん)
あくまでも予想ですが、「価格が高そう」ということは若年層にとってもネックとなりそうです。
実際、20代のDさんに話を聞いてみましたが、スタリッシュなデザインは高評価ながら、予想価格を聞いて「手が出ない」とのこと。
安全性や先進のデバイス搭載による技術革新も大事ですが、もう少し手が届きやすい価格帯にならない限り、大ヒットとなるのは難しそうです。
とはいえ、チャレンジングなホンダらしく、驚きの低価格で販売されたらバカ売れしそうな気がします。
Writer: くるまのニュースライター 金田ケイスケ
2000年代から新車専門誌・輸入車専門誌編集部を経て独立。専門誌のみならずファッション誌や一般誌、WEB媒体にも寄稿。
中古車専門誌時代の人脈から、車両ごとの人気動向やメンテナンス情報まで幅広く網羅。また現在ではクルマに限らずバイクやエンタメまで幅広いジャンルで活躍中。

































