トヨタ「bB」が復活!? 箱型「ワル系」コンパクトワゴンに期待大! ロング版仕様の追加も想定した新型「カヨイバコ」の狙いとは
まずはベーシック版を発表! 今後は「ハイルーフ」や「ロングボディ」版も追加!?
ただ、カヨイバコは単に機能だけを重視したものでないと、担当者は話します。
「リアバンパーの部分が外に張り出していて、個性的なデザインを形成していますが、商用車として考えた場合には車体とストレートな形状にして箱型に近付けたほうが、より荷物をたくさん積むことができます。
実際にそうした検討も行いましたが、すでにハイエース並みの十分な荷室長が確保できることがわかっていたので、それよりもタイヤが四隅ギリギリにある踏ん張り感を強調させ、ユニークなプロポーションとしました」
![トヨタ「KAYOIBAKO(カヨイバコ)」[JMS2023出展・コンセプトカー]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2024/11/20231102_TOYOTA_KAYOIBAKO_014.jpg?v=1698922599)
基本的には「シンプルな箱を目指した」といいますが、プレーンなスタイルのなかにこうしたデザインエッセンスが随所にちりばめられているのも、カヨイバコの見どころといえます。
トヨタではそんなカヨイバコのイメージ画像を複数公開して、多様な活用法を提案しています。
配送などの商用利用に加え、オフロードタイヤやルーフキャリアなどを備えた「アウトドア仕様」や、ローダウンとワイドタイヤ、大径ホイールを組み合わせた“ワル”っぽいバージョンなどを見ることができます。
このワル仕様のフロント部には、さりげなく「bB+ CONCEPT」の文字が点灯しており、これが往年のコンパクトハイトワゴン「bB(ビービー)」との関連性を示唆していたことから、SNSなどで大きな反響を呼びました。
デザイン担当者にこの点を聞くと「正直驚いていますが、こうした色々な使われ方も意識しつつ、もっとも素な“原単位”をつくったので、さらなる拡張性にも期待して欲しい」と話します。

そして今回発表したカヨイバコはもっともベーシックなスタイルであり、全長を延伸したり、全高をさらに高くしたりするバリエーション展開も可能だといいます。
長い人気を誇るハイエースも、標準タイプに加え、ハイルーフ仕様やワイドボディ、スーパーロングボディなど数々の形態が用意されるなど、商用車ではユーザーの需要に応じ柔軟にバリエーションを拡大するケースが多く見られます。
カヨイバコでも同様の展開を想定しているようです。
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このようにカヨイバコは、かなり細部まで具体的な検討が重ねられていることがうかがえ、そう遠くない将来の市販化にも期待が持てそうです。
またひょっとして、年明けに開催されるカスタムカーイベント「東京オートサロン2024」には、カヨイバコを大胆にカスタマイズしたbB仕様が「サプライズ登場」するかもしれません。
Writer: くるまのニュース編集部
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