トヨタが新型「クラウンセダン」を発売へ 「後席重視」で何がスゴい?第2弾「FCEV」を設定する理由とは
なぜ新型クラウンセダンに「燃料電池車(FCEV)」を設定したのか?
トヨタは水素社会の実現に向けて、「ミライ」の市販化によるFCEVの普及や、モータースポーツで「水素エンジンカローラ」を鍛えるなど、様々なアプローチで取り組んでいます。
そうした中で、新型クラウンセダンにはハイブリッド車(HV)と燃料電池車(FCEV)が設定されました。
燃料電池車(FCEV)は、多様なエネルギーから製造可能で地球環境やエネルギーセキュリティに貢献できる水素を燃料とし、走行中にCO2を一切排出しないクルマです。
「ミライ」と同じ高性能FCシステムを採用し、3本の高圧水素タンクと燃料電池などを搭載することで1回あたり約3分の水素充填で約820km走行可能としました。
また静粛性や環境配慮面でのショーファーカーとしての価値に加え、燃料電池車(FCEV)ならではの加速性能で走りの楽しさも実現。
さらにアクセルを踏んだ瞬間からトルクが立ち上がり、スムーズに伸びる燃料電池車(FCEV)ならではのパワーと、モーター駆動ならではの静粛性や乗り心地を実現しました。
このような特徴を持つ新型クラウンセダンの燃料電池車(FCEV)
「水素社会の実現に向けて使命感を持って、クラウンにFCEVを設定しました。
カーボンニュートラルが叫ばれている中でお客様にとって1番良いパワートレインはなんだろうと考えた時に『ハイブリッドとFCEV』を用意しています。
なかでもFCEVはクラウンらしさが一段と高まったモデルになっています。
具体的にはFCEVならではの振動の少なさがとにかく乗り心地に対して寄与している他、ガソリン車ではなかなか体感できないスムーズな走行フィールななど、胸をすく加速性能に繋がっていると思います。
FCEVにすることでクルマの性能はかなり高くなり、よりクラウンらしさは感じられると思います」
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16代目のクラウンシリーズは「クロスオーバー」、「スポーツ」、「エステート」がラインナップしますが、「セダン」はこれまでの伝統を受け継ぐ存在、そして「セダンを再発見」する新たなきっかけとなるモデルと言えそうです。
豊田合成が開発した高圧水素燃料タンクが大きく貢献してる