ダイハツ新型「斬新軽バン・軽トラ」世界初公開! カッコいいデザインには“理由”あり! 見えてきた「将来の軽商用車像」とは
「機能」がそのまま「デザイン」になっている素晴らしさ
もう1台のユニフォームカーゴも、現行の軽バン「ハイゼットカーゴ」と同じく、前輪を前方に配置しています。
荷室の壁面には、ビジネス・プライベート双方で便利に活用できるユーティリティナットを多数設置するほか、畳むとフラットな床に早変わりするリアシートなどを装備。すぐにでも市販できそうな細かな作り込みが行われていました。
商用だけではなく、個人が購入してもアウトドアレジャーや車中泊で大活躍しそうです。
![ダイハツ 軽バンコンセプト「UNIFORM Cargo(ユニフォーム カーゴ)」[ジャパンモビリティショー2023参考出品車]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2024/10/a25a71db011ee2540b4ee0472d2c1a04.jpg?v=1698401550)
筆者(遠藤イヅル)がユニフォームトラックとユニフォームカーゴを見て感心したのが、各部のパーツが「機能をそのままカタチにしていること」でした。
ダイハツのくるま開発本部 デザイン部 第2デザインクリエイト室 主任の池内 淳氏は、次のように話します。
「デザインするためのデザインではなく、機能を表現するためにどうすれば最適化できるかを考えました。
見た瞬間に使い方が理解できる、最小限の要素でデザインしました」
一例が、大きなドアノブ。
見た瞬間に開閉方法がわかります。「ドアノブはこれでいいじゃないか!」という形状です。
前述の内装を含め、両車にはその考え方が徹底していました。
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かつての、徹底的にシンプルに作られていた軽商用車を再現したようなユニフォームトラックとユニフォームカーゴには、働くクルマ・ミニマルなクルマの魅力が詰まっています。
商用車は縁の下の力持ちで、日本の社会を支えるインフラのひとつなのに、そのコンセプトカーは目立ちにくいものです。
しかしダイハツはしっかりと軽商用車の行く先を考え抜いていました。
「未来のハイゼット」は、きっとこのようなクルマとなるに違いありません。
Writer: 遠藤イヅル
1971年生まれ。自動車・鉄道系イラストレーター・ライター。雑誌、WEB媒体でイラストや記事の連載を多く持ち、コピックマーカーで描くアナログイラスト、実用車や商用車・中古車、知られざるクルマの記事を得意とする。













































































