アンダー100万円の「軽自動車」が地味に売れてる!? ポイントは「低い」こと? 「アルト」「ミライ―ス」の良さとは

背が低い軽は小柄なユーザーでも運転しやすい

 前出のスズキ販売店スタッフは、背が低い軽自動車の場合、座る位置が低めで視界も良いため、背の高い軽自動車では運転しにくく感じる小柄なユーザーにも人気だといいます。

 軽スーパーハイトワゴンの場合、床と座面の間隔が離れていて、長身のドライバーは運転しやすくても小柄な人はペダルが遠く感じます。

ダイハツ「ミライ―ス」
ダイハツ「ミライ―ス」

 座面の上下調整も可能ですが、体型によっては運転席のスライド位置を前に寄せ、ステアリングホイールを抱える不自然な姿勢で運転する場合もあるでしょう。

 その点でアルトやミライースなら、着座位置が低めでペダルに足が届きやすく、無理のない運転姿勢に調節できるのです。

 ダイハツの販売店スタッフは「ミライースは高齢のお客さまに人気が高いです。装備がシンプルで使い方も分かりやすく、座る位置も低めだから小柄なお客さまでも運転しやすく、乗り降りのしやすさでも人気があります。天井が低めなので立体駐車場も使いやすいです」と背が低い軽自動車ならではのメリットを教えてくれました。

※ ※ ※

 今はN-BOX、タント、スペーシアなどのスーパーハイトワゴンが売れ筋です。しかし軽自動車を買う時は、アルトやミライースもチェックしたら良いでしょう。

「低身長」であることの使いやすさや運転のしやすさに気付き、「低価格」「低燃費」を兼ね備えたアルトやミライ―スで十分と感じるかもしれません。

 アルトとミライースの堅調な売れ行きは、その実力の高さを示しています。

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Writer: 渡辺陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、2001年にフリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を得意とする。

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3件のコメント

  1. 初代ミライースの給油前最高平均燃費38.9km、現行アルトハイブリッドは半年で39.4km。いずれもカタログ燃費を大きく上回っています。お金をかければ良いものができるのは当たり前。お金をかけずに良いものを作る。いわゆるコスパの良さが最大の魅力です。燃費が良ければ当然CO2削減にも貢献できます。車に求めるものは人それぞれですが、燃費と運転のしやすさでは、ミライースとアルトが抜群です。特に初心者の方には自信を持ってお勧めします。

  2. ・ソニカみたいに
    ターボつけて高速上り坂を
    克服できるようにすればよいね
    ワークスまでは必要ない

  3. 法人さんとしては年間の軽自動車税が半分になるバン仕様も販売して価格も下げてほしいだろうけど難しいのかな。
    個人的にはMTが復活してほしいな。

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