新型「プレリュード」に新採用! “まるでMTみたいな”「画期的シフト」がスゴい! スポーツカーから軽バンまでホンダのMTラインナップ拡大でスポーティイメージ復活!?
どんどんMT車の設定が減っている現在、あえて少数ながらMTの設定を増やしているのがホンダです。ハイブリッドやEVといった電動化が進むなか、それでもMTの設定があるホンダ車にはどのようなモデルがあるのでしょうか。
ホンダのMT車ってどんなもの?
新車販売の99%以上がAT車という日本市場では、新車時にMTが設定されることが少なくなっています。
それでも、一部の車種にMT車の設定を残しているホンダです。
MTを設定するホンダ車にはどのようなモデルがあるのでしょうか。

現状、ホンダのラインナップで「新車で買えるMT車」として残っているのは、「シビック タイプR」と「シビック RS」、軽自動車の「N-VAN」「N-ONE」です。
シビック タイプRは、「シビック」とは別物の本格スポーツカーで、330馬力というハイパワーを発揮する2リッターVTECターボエンジンを搭載し、シャシからサスペンション、タイヤやホイールに至るまで専用装備をまとった本気仕様です。
MTのみで600万円前後という高額車ですが非常に人気があり、受注が開始されるとすぐに枠が埋まってしまうという事態となっています。
また、ホンダのスポーティグレードといえば「RS」がよく知られた存在です。
現在はシビックとN-ONEの「RS」に6速MTが設定されています。
両車とも「タイプR」のようなメーカーフルチューン仕様ではありませんが、十分ハードなスポーツ仕様で、運転を楽しむためのグレードといえます。
MT車のラインナップのなかで異色なのがN-VANでしょう。FFベースの軽商用バンですが、ターボエンジンはなく、自然吸気エンジンモデルに6速MTが設定されます。
普通に走らせると非力さは否めないものの、「小排気量を引っ張る」面白さがありつつ、またMTしか乗らない熟練ドライバーのニーズに応えた設定といえそうです。
今になってMTのラインナップが充実しているホンダですが、かつてのスポーティなイメージが戻ってきたようで、歓迎するファンも多いでしょう。
そんななかホンダは、2025年秋に新型「プレリュード」発売する予定です。
バブル期に「デートカー」として人気を博した2ドアスポーツクーペですが、新型はホンダ独自の2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」を搭載する予定で、純粋なMTは存在しないとされています。
MT車の設定がない代わりに、「S+シフト」と呼ばれる新たなトランスミッションを搭載するといいます。
ホンダの販売店スタッフにS+シフトについて聞いたところ、e:HEVの機構はそのままで、運転状況や走行環境に応じたシフト操作を全自動で行うものの、任意でギアを選択(実際はシフトホールド状態に)することも可能とのこと。
また発電された電力を駆動力へ最大限活用したり、モーターの初期応答性の向上などで、MTに近い感覚を生み出すことができる、こだわりのトランスミッションとなるようです。
「本物のMTやDCTとは違いますが、煩わしいクラッチ操作もいらず、スポーティな感覚を存分に楽しめる仕様になっていると聞いています」(ホンダ販売店スタッフ)
新型プレリュードには、VTECターボと6速MTの搭載を期待したかったところですが、e:HEVとの相性を考えると、「擬似MT」ともいえるS+シフトが最適だったのでしょう。ホンダ流の進化したMTのひとつの答えとなりそうです。
写真だけではよくわからんな・・・。
見た。
一気に醒めた・・
ボタン……ハンドルに付くならボタンでいいけど、
わざわざフロアにあるんだったら、やっぱレバーであって欲しい…