トヨタが「ネコバス」を世界初公開! 毛皮シートに“しっぽ”がカワイイ「APMネコバス」が24年3月に実車運行へ
トヨタ、MONET Technologies、豊栄交通、スタジオジブリの4社と愛知県は、愛・地球博記念公園内で「ネコバス」をイメージした車両を2023年度内に運行開始すると発表しました。
愛知で新型「ネコバス」に乗れる!
トヨタ、MONET Technologies、豊栄交通、スタジオジブリの4社と愛知県は2023年9月11日、長久手市の愛・地球博記念公園内で、「ネコバス」をイメージした車両を2023年度内に運行開始すると発表しました。
愛・地球博記念公園は2005年に開催された愛知万博(愛・地球博)長久手会場の跡地に開設された公園で、2022年11月にはスタジオジブリによるテーマパーク「ジブリパーク」が開園しました。
今回、園内での運行が予定される新型「APMネコバス」は、2019年に「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」向けに開発された専用EVモビリティ「APM(Accessible People Mover)」がベースです。
ボディサイズは全長約3.9m×全幅約1.6m×全高約2mで、3列シートを備え、6人が乗車可能。最高速は19km/hとなっています。
このAPMネコバスの元となったモデルは、1988年公開の映画「となりのトトロ」で登場した架空のキャラクターで、ボンネットバスのような形をしたネコのお化けです。
茶色のトラ柄の身体に空洞の背中には毛皮のシートが設けられており、12本の足で電柱や水上も走行可能なほか、大人の目には見えないという特徴があります。
APMネコバスも、このネコバスのデザインを細部まで再現しており、毛皮風のシートやルーフ部に取り付けられたネズミ型のマーカーランプ風加飾、しっぽ、肉球なども装備。
フロントウインドウ上部にはとなりのトトロ作品内でネコバスの行き先を示す方向幕として描かれた表示窓が搭載され、ジブリパークの「ク」の字が反転しているというディティールまで再現されています。
運行に関しては、2023年2月から車両の意匠・造形や運行方法などの課題について協議を重ねていたといいます。
今回、トヨタとスタジオジブリによる試作車の製作や、運行・運営主体のMONET Technologiesによる事業スキームにおおむね見通しが立ったことから、合意書を締結し、各種契約の締結や豊栄交通による運営スタッフの募集など、実現に向けた準備を更に本格化させていくとしています。
なお、運行スタッフ募集などを経たあと、2024年3月上旬にプレ運行を開始、同月中旬には本格運行を開始する予定です。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。