日本を代表する高級車のトヨタ「センチュリー」ですが、中古車市場ではカスタム車である「TOM’Sコンプリート」モデルが存在します。
　
　いったいどのようなモデルなのでしょうか。

　 日本の高級車として代表的なモデルのセンチュリー。

　ショーファードリブンカーとして唯一無二となる存在ですが、さまざまなカスタム仕様のクルマが存在します。
　
　職人の手によってさまざまな伝統技法が手掛けられたモデルですが、TOM’Sによってカスタマイズをされたモデルはどのような仕上がりになっているのでしょうか。

　センチュリーは皇室や政府関係者、大企業の社長や役員など、VIPの安全かつ快適な移動を目的として生産され、トヨタは自ら「ショーファードリブンカー」と呼んでいます。

　ショーファードリブンカーと呼ばれるクルマに明確な定義はありませんが、海外ではロールス・ロイス「ファントム」やメルセデス・マイバッハ「Sクラス」などが挙げられます。

　日本では、1965年に日産から政府要人や大企業の社長向けのクルマとして「プレジデント」が発売されました。

　そして、プレジデントの対抗馬として、トヨタ「クラウンエイト」の車格を1ランク上げたセンチュリーが同社から1967年に誕生。

　センチュリーは後席の広さと乗降のしやすさ、快適性が重視されており、VIPの移動手段としてふさわしいモデルとなっていました。

　また、すべての製造工程で熟練工員が作業にあたり、手の込んだ特別な作りになっています。

　1997年に2代目、2018年に現行型の3代目が誕生し、エンジンも5リッターV型12気筒から5リッターV型8気筒のハイブリッドに変更されています。

　トヨタの技術の結晶でもあるセンチュリーは多くのVIPたちに愛され、日本を代表する高級車となり、現在では環境性能なども考慮しながら進化しています。

　そんなセンチュリーは中古車市場で個性的にカスタマイズされたモデルをみることができます。

　なかでも注目をひくのが、「TOM’Sセンチュリー」です。