クルマのホイールを大きく「インチアップ」する意味って何? 乗り心地悪くない? メリット・デメリットとは
インチアップによる「メリット」と「デメリット」とは
「インチアップがもたらすメリットとしては、まず見た目がスタイリッシュになる、そして走行性能が向上するという2つの効果が挙げられるでしょう。

インチアップすることで、タイヤ側面においてホイールが占有する面積が増えます。
つまりノーマル状態よりもホイールの存在感を際立たせることできるため、好みのホイールと組み合わせることでクルマを“よりスタイリッシュな見た目”にすることが可能となり、手軽なドレスアップの手段としてインチアップの人気は続いているのです。
また、インチアップをするとサイドウォールの厚みが薄くなるため、タイヤの負荷能力を維持するために一般的にはサイズ(タイヤ幅)が大きくなります。
このタイヤ幅が広くなることでクルマの接地面積が広がるので、結果的にグリップ性能(タイヤが道路に食いつく力)が増加し、より走行が安定するようになるのです(自動車ディーラーの整備士)」
このように、インチアップには大きなメリットがある一方で、デメリットも存在するといいます。
先述の整備士によると、インチアップで走行性能が向上する要因の「接地面積の増加」ですが、その反面、ノーマル時よりも燃費が悪くなる傾向があるとのことです。
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インチアップは、ドレスアップ効果に加え、走行性能を高めることが可能なカスタムではありますが、燃費の悪化によって維持費も増加するものでした。
愛車をよりスタイリッシュにしたい人や、走りを追究したい人は、事前にこうしたメリットとデメリットも考慮してからインチアップを検討してみてはいかがでしょうか。
Writer: 大西トタン@dcp
(株)デジタル・コンテンツ・パブリッシング所属の編集者・ライター。幼少期に父親と一緒に灯油でエンジンのプラグを磨いたのをきっかけに車好きになる。学生時代はレーサーを目指しカートに挑むも挫折。現在は磨いた腕と知識を武器に自動車関係の記事をメインに執筆。趣味は週末に愛車フリードでのグルメ自販機巡り。




































