クルマのホイールを大きく「インチアップ」する意味って何? 乗り心地悪くない? メリット・デメリットとは
クルマのホイールを大きいサイズに変更するカスタムを「インチアップ」と呼びますが、一体どのような効果が得られ、逆にどんなデメリットがあるのでしょうか。
「ホイール」を大きくカスタムする効果とは?
クルマを新車で購入すると、車体には当然純正のホイールとタイヤが装着されていますが、このホイールは後から大きいサイズに変更することが可能です。
このカスタムが「インチアップ」と呼ばれるものですが、ではホイールをインチアップすることに一体どのような効果が得られ、逆にどんなデメリットが考えられるのでしょうか。

インチアップを詳しく説明すると、「純正では15インチだったホイールを17インチに変更する」など、純正よりも大きなサイズ(インチ)のホイールに取り替え、さらにそれに応じたサイズのタイヤを装着する行為のことを意味します。
ここで注意したいのが、「ホイールのサイズを大きくする」という行為が「タイヤの外径を大きくすること」ではないという点です。
つまり、正しいサイズのタイヤを選べば、外径自体は基本的にほぼ変わりません。
「ホイールが大きくなっているのに同じ外径のタイヤが装着できるの?」と不思議に思うかもしれませんが、ホイールが大きくなっている分、純正よりもタイヤのサイドウォール(タイヤの側面)が薄いタイヤを装着するので、タイヤの外径には変化が無いのです。
そのため、インチアップしたクルマのホイールを横から見ると、タイヤが細くなりホイールが占有する面積が増えることになります。
そんなインチアップですが、一体どのような効果が発揮されるのでしょうか。自動車ディーラーに勤める整備士に話を聞きました。




































