新車なのに「昭和レトロ」!? スズキ「キャリイ」が往年の“丸目マツダ車”に変身! かわいい“パンダ顔”への反響は
クルマのパーツ製作を手掛ける夢久(ムーク)が、スズキ「キャリイ」をレトロな姿に変える新製品を発売しました。SNSなどでは、どのような反響があったのでしょうか。
新車で買える「昭和レトロ」な軽トラ!?
2023年8月2日、クルマのエアロパーツやキットカーなどのデザイン・製作を手掛ける夢久(ムーク、埼玉県所沢市)が、スズキの軽トラック「キャリイ」をレトロな姿に変える「キャブ(Cab)」の新たなキットやコンプリートカーを発売しました。これに対しSNSなどでは、どのような反響があったのでしょうか。
夢久のキャブは、キャリイを、1969年に登場したマツダ「ポーターキャブ」を思わせる昭和レトロな姿に変身させるキット、もしくは変身させたコンプリートカーです。
2022年12月に発売されましたが、その後の「リア部のパーツが欲しい」というユーザーの声に応える形でリア部を新規開発。さらにフロントマスクも一部仕様を変更し、よりレトロなマツダポーターキャブの雰囲気に近くなっています。
材質はFRP製(グラスファイバー、塗装なし)。部品構成はフロントマスク、ライトベゼル、フロントバンパー、5インチヘッドランプ、ウインカー、サイドマーカー、配線類、リアパネル、テールレンズ、リフレクター、ガーニッシュ(オプション)、ネジ類です。比較的簡単に組み付けできるようデザインしてあるといいます。
価格(税込)は、フロントキットが25万8500円、リアキットが7万1500円、フルキットが33万円です。コンプリートカーも販売されていますが、価格は車両+キット+製作費となるため、都度見積もりです。
このレトロ風キャリイに対し、SNSでは、「優しい感じがかわいい!」「なかなか雰囲気出ていてウケそうですね」と好感触。
また、「三角窓とパネルベンチレーターが開けばなあ」「懐かしい。今はもうキャリーかハイゼットとそのOEMしか見かけなくなりましたね」など、往年の軽トラックや、特にポーターキャブにまつわる思い出話を投稿する人も多くいました。
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ポーターキャブは、1969年に発売されたキャブオーバータイプの軽トラックです。マイナーチェンジ後はフロントフェイスの加飾が変わり、まるで動物のパンダを思わせるかわいらしいデザインとなりました。
なお、ポーターキャブは一度もフルモデルチェンジがないまま1989年に生産を終了し、スズキからOEM供給を受ける「スクラム」が後継車となりました。
これはさりげない感じがなかなか良いですね!