あなたは知ってる? トンネル非常口「謎の内部」 滑り台あることも…日常じゃ使わない意外な光景とは
実際に非常口が使用されたケースはある? アクアラインには滑り台がある?なぜ?
地下トンネルといえば、東京湾を横断する海底トンネルであるアクアラインではどうでしょうか。
こちらの非常口は、車道の下、つまり、さらに海の底に設置された避難通路につながっています。
この避難通路は「避難坑」と呼ばれており、強制的に風を送りこみ、火災などの煙が流れ込まないように工夫されています。
しかも、非常口から通路までは、階段ではなく滑り台で降りる仕組みになっています。
こうすることで、人々が押し合うことがなくなり、お年寄りから子どもまで安全に降りられるようになっています。滑り台は約300m毎にあります。
また、避難通路のサイズに合わせた専用の消防車や救急車も配備。
非常時には、こうした専用車も救急活動のために通路の中を走ります。
なお、普段の避難通路では、設備点検のために管理車両が走行しています。
そして、実際にトンネルの非常口が使用されたケースについて、NEXCO東日本の担当者は次のように話します。
「2021年7月23日にアクアラインの避難坑が使用されました。
アクアライン内で車両火災が発生し、数十人が避難坑を通り、繋がっている海ほたるPAに避難しました。
避難坑が使用されたのはこの事例が初めてで普段はほとんど使用されることがありません」
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高速道路の非常口は、様々なかたちで避難通路につながっています。
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