道路の分岐にある「謎の黄色い箱」役割は? 信号機なの? 正式名はなんと呼ぶ?
街中や高速道路など様々分岐に2つのオレンジ色のライトが交互に点滅する信号機のような「謎の黄色い箱」が設置されているのを見かけます。これはどのような役割をしているのでしょうか。
中央分離帯にある点滅灯・・・一体何のため?
クルマで道路を走っていると、ときどき中央分離帯に2つのオレンジ色のライトが交互に点滅する信号機のような「謎の黄色い箱」が設置されているのを見かけます。
高速道路の分岐でも見かけることのある「謎の黄色い箱」ですが、一体どのような役割をしているのでしょうか。
道路上には信号機や標識をはじめ、ガードレールやガイドポストと呼ばれるポールなど、さまざまな設備があります。
中には、中央分離帯の切れ目付近や高速道路の分岐点などにオレンジ色のライトが縦に2つ並んだ信号機のような機械が設置されている場合もありますが、これは一体何のための機械なのでしょうか。
この機械は「ブリンカーライト」もしくは「障害物表示灯」と呼ばれる設備で、縦に並んだ2つのライトが交互に光るタイプのものが多く設置されています。
国土交通省東北地方整備局のホームページでは、ブリンカーライトについて「中央分離帯や合流地点等に設置されています。24時間点滅して昼夜共にドライバーを誘導します」と説明しています。
また、NEXCO東日本のホームページでは「道路の分流端に設置した交通安全施設で、分岐部分を運転手に注意喚起するために設置されています」と説明されていました。
夜間、クルマで交差点を右折する際に誤って中央分離帯に衝突・接触してしまう事故や、高速道路の出口に気づくのが遅れて分岐点に衝突する事故などがたびたび発生しています。
そのため、ドライバーに中央分離帯や分岐があることなどを知らせて事故を防止するのがブリンカーライトの役割です。
ブリンカーライトにはLEDライトが使われていることが多く、クルマの運転中、遠くからでも見えやすいように設計されています。
普段あまり気にすることのない機械ですが、交通安全にさりげなく役立っているといえるでしょう。