2023年8月3日、ステランティスジャパンはアルファ ロメオブランドのSUV「Tonale（トナーレ）」にプラグインハイブリッドモデル（PHEV）の新型「トナーレ プラグインハイブリッド Q4」を追加し、8月26日に発売すると発表しました。
　
　また導入記念として、限定モデル「トナーレ プラグインハイブリッド Q4 サンルーフエディション」も登場します。

　トナーレは、2023年1月に日本で発売を開始したミドルサイズのSUVです。

　当初は1.5リッター直列4気筒ガソリンターボエンジンと7速デュアルクラッチトランスミッション、リチウムイオンバッテリーを搭載したマイルドハイブリッドモデルが導入されています。アルファ ロメオとして初となるハイブリッド車の導入でした。

　ボディサイズは全長4530mm×全幅1835mm×全高1615mm、ホイールベース2635mm。

　日本車のSUVで比較すると、トヨタ「カローラクロス」（全長4490mm×全幅1825mm×全高1620mm）に近く、輸入車としては比較的コンパクトで、狭い街中などでも扱いやすい大きさといえます。

　外観デザインは、110年以上に及ぶアルファ ロメオの歴史に残る数々の名車のデザインを引用しながら、LEDの前後ランプなどで先進性も融合させました。

　通信機能を搭載したインフォテインメントシステムも搭載し、10.25インチの大画面タッチスクリーンを持つセンターディスプレイなどで操作します。

　このほか、センターコンソールに備わる「ALFA DNAドライブモードシステム」はエンジンやトランスミッションのレスポンス、サスペンション設定の切り替えにより、走りの性格を任意に変更することが可能です。

　今回追加設定されたPHEVモデルは、EVのパワフルさや環境性能と、ガソリン車のドライビングフィール、航続距離を併せ持ったもので、充電可能な15.5kWhのバッテリーを搭載し、72kmのEV走行が可能です（WLTCモード）。

　1.3リッター直列4気筒ガソリンターボエンジンと、リアに搭載する最大出力94kw／250Nmのモーターを組み合わせ、4輪を駆動させます。

　総出力280hpのパワフルなシステムで、0-100km／h加速は6.2秒をマークします。

　ALFA DNAドライブモードシステムは、PHEV用に「ADVANCED EFFICIENCY」（EV走行モード）、「NATURAL」（システムを最適使用するモード）、「DYNAMIC」（スポーティなドライビングモード）の3つのモードを用意します。

　大型センタースクリーンには、PHEVのシステム稼働を示す表示が加わり、充電予約の設定や充電設定なども可能となります。

　外観では、バッテリー充電ポート側のリアガラスに施された緑の「エレクトロ・ビショーネ」（ビショーネ：ヘビ）のアイコンが特徴です。

　PHEVモデル、新型トナーレ プラグインハイブリッド Q4は、受注生産の「トナーレ プラグインハイブリッド Q4 Ti」と、「トナーレ プラグインハイブリッド Q4 Veloce」の2グレードを設定し、消費税込み価格は675万円から740万円です。

　ボディカラーは「モントリオール グリーン」ほか全5色をラインナップします。

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　新型トナーレ プラグインハイブリッド Q4にあわせ、特別限定車「トナーレ プラグインハイブリッド Q4 サンルーフエディション」（755万円）を設定するほか、マイルドハイブリッドモデルにも「トナーレ ハイブリッド サンルーフエディション」（625万円）を用意します。