“精悍顔”採用の三菱「新型コンパクトカー」登場へ! 9年ぶり復活の「コルト」が今秋発売! オランダ法人が予告
2023年7月31日、三菱のオランダ法人は、同社の公式SNSやサイト上で新型「コルト」を今秋発売すると明らかにしました。
欧州で生産・販売される新型「コルト」
三菱自動車工業(以下、三菱)のオランダ法人は2023年7月31日(現地時間)、公式SNSやサイト上で新型「コルト」を今秋発売する予定であると明らかにしました。
新型コルトは、アライアンス先のルノー・ブルサ工場(トルコ)で生産される予定です。
コルトは、三菱が乗用車に初めて採用したペットネームで、1962年登場の「コルト600」からスタートしています。
欧州市場においては、1978年から2014年にかけ120万台以上を販売した実績を持ち、三菱の欧州法人(ミツビシ・モーターズ・ヨーロッパ・ビー・ブイ)では「コルトはヨーロッパで展開される三菱車のなかで最も有名なクルマだ」と説明しています。
今秋発売される予定の新型コルトは、欧州市場向けのコンパクトハッチバックモデルで、欧州法人により6月9日に先行発表されています。
2022年3月より発売を開始したコンパクトSUV「ASX」(ベースはルノー「キャプチャー」)に続き、三菱のアライアンスパートナー、フランス・ルノーよりOEM供給を受けるニューモデルで、ベースとなるのはルノー「クリオ(日本名:ルーテシア)」です。
新型コルトは、アライアンス各社の共同開発によるCMF-Bプラットフォームを採用。
デザインは、三菱のフロントデザインコンセプトである「ダイナミックシールド」の要素を取り入れた、両サイドに広がる勢いを表現したグリルが見どころで、上部にスリムなフルLEDヘッドライト、下部にL字型のLEDデイタイムランニングランプを組み合わせることで、シャープな表情に仕上げ差別化を図っています。
新型コルトのボディサイズは明示されていませんが、クリオのボディサイズが全長4075mm×全幅1725mm×全高1470mm(現行モデル)となっており、これとほぼ同等とみられます。
インテリアでは、インパネ中央部にスマートフォン連携ディスプレイオーディオ(SDA)を配置し、グレードにより7インチもしくは9.3インチのディスプレイを備えます。
ディスプレイ上で、走行モードやエンジンの出力特性、ステアリングフィール、車内環境などを個別設定できる「マルチセンス」システムを操作可能となっています。
また新型コルトでは、安心・安全なドライブをサポートする先進運転支援機能(ADAS)も充実させました。
パワートレインは、ハイブリッド(HEV)モデルとガソリンエンジンモデルの2タイプを用意。
そのうちHEVモデルでは、1.6リッターガソリンエンジンに駆動用と発電用の2つのモーター、マルチモードの自動変速機と1.2kWhの駆動用バッテリーを組み合わせたフルハイブリッドシステムを構成します。
一方ガソリンエンジンモデルでは、1.0リッターガソリンターボエンジンと6速MT(マニュアルトランスミッション)、1.0リッターガソリンエンジンと5速MTの組み合わせの2つを設定しています。
ただし、オランダ市場向けのモデルがどのパワートレインを選択するのかについては、まだ明らかにされていません。
三菱オランダ法人では新型コルト発売に先駆け、同社の公式ウェブサイト上で最新情報を知らせるメールの受付を開始しました。
日本でも発売して