ビッグモーターは「保険金不正請求」だけじゃない!? 店前街路樹に除草剤で被害届も! 20年前から行われた狂気の「環境整備点検」とは
昨今、保険金の不正請求問題が話題となっているビッグモーターですが、実は国や自治体が整備している街路樹を意図的に伐採または枯らしていたという問題が出ています。群馬県太田市では被害届も出ている状況です。
保険金不正請求だけじゃなかった…店舗前の街路樹を伐採&枯らしていた…その真祖は?
様々な不正疑惑が報じられているビッグモーター。1年くらい前からくるまのニュースでも度々取り上げてきました。
最近では謝罪会見や国土交通省による聴取が行われたことでも話題となっていますが、違う部分でも話題となっています。
それが店舗前の街路樹を「意図的に伐採または枯らしているのではないか」という問題です。一体何が行われているのでしょうか。
群馬県太田市をはじめ、全国各地のビッグモーター店舗前でありえない事象が起こっていることがわかりました。
それは、店舗前にある街路樹が伐採されたり、植え込みのお花が除草剤で枯らされたりしている事実です。
群馬県太田市では国道354号線沿いの歩道に植えられていた街路樹17本が枯れており、現場には一時期、情報提供を求める看板が立てられていました。
まさにビッグモーターの店舗前ですが、県の土木事務所の調査によると土壌から除草剤の成分が検出されており県警に被害届を提出したとのこと。
他に名古屋市内でのビッグモーターでも、店の前に植えられた街路樹が不自然に枯れた事例が認められており、こちらも土壌の調査を検討しているそうです。
TwitterをはじめとしたSNSでは、Googleストリートビューの過去の写真と現在の写真を比較して投稿する例が続出しており、全国のビッグモーターで起こっていることがわかっています。
どの写真もビッグモーターができる前までは青々としていた街路樹がビッグモーター開店後はすっかり枯れてしまっています。
中には除草剤と推測できるオレンジ色の容器をもってまさに、店のスタッフらしき人が除草剤を撒いているところがGoogleストリートビューに写っている例もありました。
根元から完全に伐採されて、切り株のみ残っているような写真も目立ちます。
【衝撃画像!】ホントに街路樹が枯れている…! 除草剤が映り込んだGoogleストリートビュー! 木々の変化を見る!
何のために除草剤を撒いて、木を枯らすようなとんでもないことをやっているのでしょうか。
筆者が取材をしたところ、何人かの元社員、現社員から同様の言葉が語られました。
「それは、環境整備点検の為なんです。
環境整備点検とはほぼ毎月1回、副社長が他の本部の役員などを率いて各店舗を回る恒例行事です。
主に、『店の掃除が行き届いているか?』などをチェックするのですが、項目は年々増えて内容も厳しくなっています。
減点されると、社員の査定や人事にも影響を及ぼしますが、中には挨拶の仕方が悪いとか、歩き方がおかしいとか、そんなことで『翌日から来なくていい』と言われ、事実上のクビ宣言が出されます。冗談ではないんです。
その環境整備点検では『店の前の歩道がきれいに掃き清められているか?』という項目があります。
直前まで綺麗にされていても、例えば副社長が店に入るときに風で枯れ葉や雑草などが飛んできたりすると、そこで大幅減点です。
そんなことになってはせっかくの社員の努力が報われません。
今思うと狂っているという印象ですが、枯葉が飛んできて店の前に落ちないように。
環境整備点検で『減点されないためにはどうすればいいか?』となった時に、枯葉のもとになる樹木そのものを切ってしまえばいい、という結論に至ったわけです」
※ ※ ※
なお、ビッグモーターでは街路樹を除草剤で枯らしている件について25日の社長会見で次のようにコメントしていました。
「甘い認識で除草剤を撒いたことでそれが緑地帯の樹木や街路樹に影響を与えてしまったのではないかと思います。
ただ10年くらい前の話だと思うので現時点ではそのような指導でいません」
その一方で、各自治体では街路樹などの状況調査に乗り出しており、ここ数日で実際にビックモーターの店舗周辺で枯れている街路樹が確認されているようです。
では、このような行為はいつから行われていたのでしょうか。
国道なら国交省管轄だが、県道でも市道でも樹木管理は造園業者に委託してるはず
業者がおかしいと気が付かないとは、間の抜けた業者というしかない
20年前からですか?道路管理行政の怠慢でしょうね