1999年式「日産車」が約3000万円!? 新車価格約5倍の「深紫スカイラインGT-R」に反響多数! 海外で落札

近年、日本で1990年代に製造された国産スポーツカーが海外でも人気を集めています。その代表格である日産「スカイライン GT-R」が、海外のオークションサイトで高額落札されたと話題を呼んでいます。

1990年代の日産「スカイラインGT-R」が海外で落札! その価格は!?

 昨今は1990年代の国産スポーツカーが海外のマニアからも注目を集めていますが、その代表格のひとつといえるのが日産「スカイライン GT-R」で、特に1999年から2002年にかけて販売されたR34型の注目度が高まっています。
 
 そんななか、北米のオークションサイトに出品された1999年式スカイラインGT-R Vスペックが、新車価格の約5倍で落札されたと話題となっています。

米国で落札された日産「スカイラインGT-R(R34型)Vスペック」(Photo:Cars and Bids)
米国で落札された日産「スカイラインGT-R(R34型)Vスペック」(Photo:Cars and Bids)

 R34型と呼ばれるスカイラインGT-Rは、ベースとなる10代目スカイラインがデビューした1998年の翌年、1999年1月に登場しています。

 最高出力280psを発揮する「RB26DETT」型エンジンを搭載し、四輪駆動システム「アテーサE-TS」と組み合わされます。

 R34型は、先代のR33型よりもボディサイズを縮小し、フットワークに優れた運動性能を実現しました。

 なかでもVスペックは「アドバンスドエアロシステム」を備えるなど、その高性能を極めたグレードとして知られます。

 またR34型スカイラインGT-Rは、人気の映画「ワイルド・スピード」シリーズで主人公の愛車として登場しています。

 その影響も大きく、アメリカをはじめ正規販売されていなかった国においても高い人気を誇っています。

 そんなR34型スカイラインGT-Rが取り引きされたのは、北米にあるクルマを競売にかけるオークショニア「Cars and Bids」です。

 2023年6月に同オークションサイトで1999年式のスカイラインGT-R Vスペックが出品され、21万ドル(約2911万円)で落札されました。

 落札車両のボディカラーは限定色の「ミッドナイトパープルII」で、走行距離は約15万3600キロだと説明しています。

 新車当時の販売価格は約600万円でしたので、約5倍の高値で落札されたことになります。

 海外での高額取り引きについて、SNSでは様々な意見が寄せられています。

 なかでも「日本の宝が消えていく」「買いたい中古車はどれも高くなっている」と、海外人気の影響について嘆くファンの声が散見されます。

 また「(国内でも)修理部品が品薄となっているなかで手を出したのが凄い」「異常な価格」と、半ば呆れるようなコメントがある一方で「一時期の高騰に比べると少し落ち着いた」とする意見もあるようです。

 いずれにせよ「この先、もっと(中古車相場が)上がるかもしれない」と危惧する声は多く見られます。

 それはアメリカの通称「25年ルール」と呼ばれる保安基準と関連します。

 具体的には、生産から25年以上が経過したクルマに対し、アメリカ国内の保安基準条項の多くが免除となるというルールです。

 本来なら左ハンドル車でないとならないアメリカにおいて、旧車に限り日本から輸入した右ハンドル車の登録が容易になるという訳です。

 1999年から発売を開始したR34型スカイラインGT-Rの場合、ルールの適合は、早くとも2024年からとなる模様です。

 そのため「オークション価格が上がるのは間違いない」「将来後悔しないよう、多少高くても今のうちに手にしたほうがいい」とアドバイスするコメントが見られるのです。

 もはやコレクターズアイテムと化している感もあるR34型スカイラインGT-R。

 気になっている人は、一刻も早く手を打ったほうが良い状況なのかもしれません。

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