えっ…!? タイヤは路面熱すぎでも溶けない? でも劣化は進む! 夏タイヤの交換目安はいつ?

夏タイヤの寿命や交換時期は何を目安にすればいい?

 では、夏タイヤの寿命や交換時期は何を目安にすればいいのでしょうか。

 夏タイヤの寿命に関して、前出の担当者は次のように話します。

「夏タイヤの寿命で注意するポイントは2つあります。

 まずは残り溝です。

 夏タイヤがすり減り、残っている溝の深さが1.6mmになると、スリップサインと呼ばれるマークが出てきます。

 1箇所でもスリップサインが出たタイヤは、道路交通法で装着・使用が禁止されています。

 つぎに、使用開始後の経過年数です。

 タイヤはゴム製品です。そのため、ゴムの特性が経時劣化するのに伴い、タイヤの特性も変化します。

 時間が経つにしたがってタイヤのゴムからは油が揮発し、次第に柔軟性が失われてしまうのです。

 地面と接している部分がしっかりと路面をつかめなくなると、ブレーキやハンドリングに影響が出てしまいます。

 使用開始後5年以上経過したタイヤは、継続して使用できるかタイヤ販売店等で点検を受ける事をおすすめします。

 また、外観上では溝がしっかりと残っていても、製造後10年経過したタイヤはゴムの経時劣化が進んでいるので、新しいものに交換することをおすすめします」

残っている溝の深さが1.6mmになると「スリップサイン」が出てくる!(画像引用:ブリヂストンホームページ)
残っている溝の深さが1.6mmになると「スリップサイン」が出てくる!(画像引用:ブリヂストンホームページ)

※ ※ ※

 なおスリップサインが出ているタイヤを装着した場合には「制動装置等の整備不良」として交通違反2点、反則金6000円から1万2000円が科せられます。

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