販売店どう対応? 貼付位置変わる「車検ステッカー」罰則は? 「罰金50万円以下」の可能性も…

ルールの変更について、販売店はどのように対応している?

 この車検ステッカーの変更に対する意見は賛否両論で、車検切れに気づきやすくなったことを肯定的に捉える意見もあれば、視野の妨げになる位置にシールが移動したことを批判する意見もあります。

 実際にSNSでは、「運転手からすれば邪魔だと思う」「なんでこんな場所に??」など、変更に対して疑問を抱くような声が上がっています。

 では、販売店ではこの変更を受けてどのように対応しているのでしょうか。

 首都圏のある販売店の担当者は次のように話します

「車種によっては確かに視野の妨げになるという声もいただきます。

 その場合、フロントガラスの右上の範囲内でなら多少の貼り付け位置の調整は承っているのですが、陸運局の通達のためその範囲を越えての移動はできません」

これまでの車検ステッカーはフロント中央に貼り付けられることが多かった
これまでの車検ステッカーはフロント中央に貼り付けられることが多かった

 また、他の販売店の担当者は「フロントガラスの中央にはルームミラーだけでなくドライブレコーダーなどもあるため、室内からシールが見にくい旨を話すと多くのお客様は右上に貼ることに納得していただけます」と話します。

 このように、販売店で車検を受けたりクルマを購入したりして、担当者がステッカーを貼る際は、正しい位置に貼ってもらえるので心配はありません。

 しかしユーザー車検の場合や、車検証と一緒に後日車検シールを送付してもらう場合は、自分で正しい位置に貼る必要があるので注意が必要です。

※ ※ ※

 車検ステッカーの位置の変更は、無車検運行の防止を目的として施行されたものです。

 販売店でも要領に基づいてステッカーの位置を設定していますが、視野が遮られることを嫌がって別の位置にシールを貼れないかという相談に対しては、可能な範囲で対応しているようです。

 どうしてもという場合は一度位置の調整を相談してみるとよいかもしれませんが、道路運送車両法によって基準はしっかりと定められており、位置の調整には限度があるということを知っておく必要があります。

【画像】「絶対にこれは剥がしちゃダメ!」貼らないとダメなステッカーを写真で見る(27枚)

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Writer: Peacock Blue K.K.

東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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